セミナー詳細

セミナー名
実践的「監査コミュニケーション技法」マスター講座
〜現場を巻き込み、監査の実効性を高める〜

開催日時 2024年11月8日(金)10:00〜17:00
講師 日本マネジメント総合研究所合同会社 理事長 公認不正検査士(CFE)
戸村 智憲 氏
会員参加料(税込) 33,000円
一般参加料(税込) 40,700円
ねらい ◆◆「内部統制・リスク管理がなぜ現場に嫌われるのか」という疑問や悩みに対応!◆◆
 監査にあたる方、内部統制・リスク管理などの推進担当として仕事をされている方などにとって、現場の方からその重要性や意義を理解されずに反発されたり支障が生じたりするのは、とても辛いことですし監査の実効性にも影響を与えます。現場を巻き込み、腑に落ちる指摘や指導を通じて現場の参画意識を高めながら進めなければ、現場での自主的・主体的な変革意識は生まれません。そのためには、相手が納得する監査やリスク管理対策などを、より円滑で相手に寄り添うコミュニケーションを通じて対応することが大切です。
 そこで本講座では、監査・内部統制・リスク管理などの実践現場において不可欠となるスキル・ノウハウ として、「監査におけるコミュニケーション・リスク」の具体的対応策をお届け致します。実効性ある監査へ向けた「監査コミュニケーション技法」について、多くの方々のお悩みや実例を踏まえて解説いたします。


【担当講師より】
SDG s・ESGや非財務情報重視の経営環境など、監査でこれから必要なポイントを、毎回好評の時事・時節に即した「監査アップデート」を交え、監査人の総合的なスキルアップと本質的理解もお届けします。

プログラム内容 1.なぜ監査が現場から嫌われるのか
  〜問題を指摘するだけの「検査」で終わっていないか〜

 ・“経営に資する監査”という監査人の陥りがちなワナ
   〜多くの監査人が監査における自己矛盾を犯してしまうポイントを解説!
 ・日本版COSOモデルを噛み砕いて指導できているか?
   〜戸村式のわかりやすいCOSOモデル解説を監査指導に活かす!
 ・今の監査・リスク管理・内部統制にあるPDCAの欠落とは
   〜課題を指摘する「検査」だけにとどまっていないか
 ・明るい監査・リスク管理に向けた「内部統制リテラシー」とは
   〜現場との簡単な共通言語を根付かせることから
 ・隠れた実態を知り、「現場と共に解決策探し」する対応策
   〜現場目線で取り組む組織の問診、触診、CTスキャン
 ・内部統制は「内部自治」であるということ
   〜健全に収益を上げ続けるしくみ・プロセスの構築のために  など

2.いま求められる、監査コミュニケーション技法
  〜「課題解決への監査」の現場実践に向けて〜

 ・監査人に必須の「懐疑心」と陥りがちな監査対応のワナ
 ・面接調査技法@〜D&番外編
   @事実確認と証人集めのための流儀
   A不正の兆候を見抜く監査コミュニケーションのコツ
   <これらのほか、番外編を含め5例をご紹介>
 ・指導時の会話で相手を尊重する監査対応@〜D
   @相手を尊重する指導にする会話のニュアンス
   <このほか、4例のワザとコツをご紹介>
 ・コーチング型監査(CBA)の寄り添う監査に向けた3ステップ
 ・相手の反応を知るための5つのパターン
 ・課題解決に向けた説得の3パターン
 ・非言語コミュニケーションで見抜く監査対応
 ・監査人やリスク管理者に必要なスキルや素養
 ・IT監査技法による時間節約でココロに向き合う時間を  など

3.内部統制の有効性を高める監査コミュニケーション
  〜現場を巻き込む「明るい監査」の確立に向けて〜

 ・明るい監査に向けた基本姿勢と流儀@〜D
  @現場社員の身の潔白を代わって証明するということ
  A潔白を証明するためのチェックであるという姿勢
   <これらのほか、秘伝の3例をご紹介>
 ・現場立ち入りへの抵抗感をなくす工夫
 ・内部通報への真摯で安心感を与える対応
 ・CSA(コントロール・セルフ・アセスメント)による現場を巻き込む対応と陥りがちなワナ&留意点
 ・明日から使える監査ファシリテーションの「7つ道具」
 ・改正法や時事問題にからむ監査上の要点・注意点・対応策  など

4.質疑応答・まとめ
・講義当日のご質問はzoomのチャット機能もしくはビデオ/マイクONでのオンライン対話でも承ります
・本講座の受講者に限り、講師厚意の範囲で後日も講師連絡用ウェブフォームにてQ&A対応が可能です
  ※時間の制約などで全てにはお応えできないこともございます。
  ※チャット機能は講義開始から随時開放しておりますが、講師からの回答は講義の状況にあわせて回答させていただきますので、こちらも併せてご了承ください。

※最新動向や当日ご参加の皆さまのご関心事などによって、プログラムや項目等をアップデート・変更させて頂く場合がございます。
講師プロフィール 日本マネジメント総合研究所合同会社 理事長 公認不正検査士(CFE)
戸村 智憲 氏


早稲田大学卒。米国MBA修了(全米トップ0.5%のみ授与される優秀大学院生受賞)。米国博士後期課程(Ph.D)中退。
国連勤務にて、国連内部監査業務の専門官、国連戦略立案専門官リーダーなどSDGs・ESG・CSR関連を担当。
民間企業役員レベルで監査統括・人事総務統括など、上場IT企業JFEシステムズ(株)アドバイザー、経営行動科学学会理事、JA長野中央会顧問、岡山大学大学院非常勤講師などを歴任。
監査法人の代表社員をはじめ、公認会計士や弁護士、大手コンサルタントなどの専門家を指導する講師としても登壇。NHK「クローズアップ現代」TV出演・番組監修、テレビ朝日「そうだったのか!池上彰の学べるニュース」番組監修、日テレ日曜ドラマ「ブラッシュアップライフ」航空監修・ドラマ出演などをはじめ、TV・ラジオ・新聞・雑誌などでの出演・寄稿・連載多数。
経営指導・講演・書籍執筆の3つの柱で活動し、全国各地にて年間120講演程度。指導先は上場最大手企業から中堅中小企業、金融機関、商社、医療福祉機関、農協、自治体、学校法人など経営陣から各階層まで幅広く担当。
コーポレート・ガバナンス・アワード大賞選考委員長、日本取締役協会会員、日本内部統制研究学会正会員など産学ともに活動中。現在の著書33 冊。代表作に『クリエイティブ監査への道:“ 経営に資する監査”の再考と再興』(税務経理協会)、『企業統治の退廃と甦生』(中央経済社)など。
日本の人気講師ランキング3位(日経産業新聞しらべ)。

対象 監査役、内部監査部門、リスク管理部門、総務部門、
内部統制部門、コンプライアンス・CSR部門、
監査法人、監査系コンサルタント、ISO部門など
備考 ●本部事務局移転に伴い、電話番号が変わります●
本会本部事務局は8月5日(月)に移転し、同日から移転後のビルにてセミナーを開催いたします。
その為、「8月5日(月)からのお問合せ」は、03-6632-7140へおかけいただきますようお願いいたします。
※8月2日(金)までで廃止となる電話番号は03-3403-1972、03-3403-1891です。
※移転に関する情報は本会HP内(PDF)でご案内しております。
 https://www.noma.or.jp/Portals/0/999_noma/pdf/itenHP.pdf
会場 日本経営協会
[オンライン参加]ZOOMによるLive配信
会場電話番号 03-6632-7140
問合せ先 企画研修グループ
担当者 松嶋
E-Mail tms@noma.or.jp
電話番号 03-6632-7140
パンフレット(PDF) パンフレットはこちらをクリック
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