セミナー詳細

セミナー名
勘定科目別 CAATの着眼点と実践ポイント
〜不正会計の兆候を早期発見する実践的スキル(理論編)〜
開催日時 2022年12月1日(木)10:00〜17:00
講師 一般社団法人 価値創造機構 理事長 公認会計士
村井 直志 氏
会員参加料(税込) 33,000円
一般参加料(税込) 40,700円
ねらい  粉飾・横領や贈収賄などのいわゆる不正会計・不適切な経理処理はあとを絶ちませんが、不正の兆候は日々の会計データの中に隠されていることがほとんどです。CAAT(コンピュータ利用監査技法)は、データの中から不正の兆候を素早くキャッチし、小さいうちに不正の芽を摘み被害を最小限に食い止めることができる“ツール”です。
 しかしCAATというツールの導入だけでは、不正の予防・発見は難しいものです。CAATを機能させるには、データをどのように引き出すかという“シナリオ”作りが重要になります。
 本セミナーでは、日常的にCAATを実践している方などを対象に、勘定科目別に不正の兆候がどこに表れるか、どのような不正発見シナリオを組めば効果的・効率的に不正を早期発見できるか、第三者委員会委員として不正会計と対峙し現場で「異常点監査技法」を実践する専門家が、注目の「モダンExcel」の活用法にも触れながら、CAATの理論とノウハウについて解説します。
プログラム内容 1.CAATの基本と不正会計
  ⑴ CAATの基本
  ⑵ CAATで便利なExcel基本機能と「モダンExcel」
  ⑶ 主な異常点と統計の活用

2.異常点から考える勘定科目別“CAATシナリオ”の作成
  ⑴「売上高」とCAAT
    ・販売単価の異常値の兆候発見
    ・循環取引の兆候発見
    ・時系列分析による「予測」  ・・・ほか
  ⑵「在庫」とCAAT
    ・架空在庫の兆候発見
    ・リベートの兆候発見
    ・滞留在庫の兆候発見  ・・・ほか
  ⑶「キャッシュ」とCAAT
    ・カイティングの兆候発見
    ・スキミングの兆候発見
    ・ラーセニーの兆候発見  ・・・ほか
  ⑷「経費」とCAAT【参考】
  ⑸「財務報告」とCAAT【参考】

まとめ・質疑応答

※講師著書『CAATで粉飾・横領はこう見抜く Excelによる不正発見法』(中央経済社)を差し上げます。また、当日教材の一部としても使用いたします。

※最新の動向・情報を織り込むため、内容を一部変更させていただく場合がございます。

講師プロフィール 一般社団法人 価値創造機構 理事長 公認会計士
村井 直志 氏


大手監査法人・コンサルファーム・税務事務所などを経て、一般社団法人 価値創造機構理事長就任。
日本公認会計士協会東京会コンピュータ委員会委員長、経営委員会委員、税務第一委員会委員、業務委員会委員、独立行政法人中小企業基盤整備機構IT推進アドバイザーなどを歴任。
第34回 日本公認会計士協会研究大会に研究論文「CAATで不正会計に対処する、EXCELを用いた異常点監査法人」選抜。


主な著作------------------
「データ分析&可視化の新しい教科書 モダンExcel入門」(日経BP)
「よくわかる「自治体監査」の実務入門」(日本実業出版社)
「経営を強くする会計7つのルール」(ダイヤモンド社)
「会社四季報から始める企業分析 最強の会計力」(東洋経済新報社)
「強い会社の儲けの公式」(ダイヤモンド社)
「経理に配属されたら読む本」(日本実業出版社)
「会計ドレッシング 10episodes」(東洋経済新報社)
「決算書の50%は思い込みでできている」(東洋経済新報社)
「会計チャージ決算書の本質を4つの目線でつかむ」(中央経済社)

対象 内部監査部門、監査役、経理・財務部門、
経営企画部門、情報システム部門の方々
ご参加に当たってのお願い 本セミナーは、不正会計の手口・発生メカニズムや基本的なCAATの理解がある受講者を対象にした中級講座です。
受講者自身によるPC操作はございません。


【ご参加方法】
・Zoomを用いて、会場の研修の様子をライブ中継いたします。
Zoomに接続可能なパソコンまたはタブレット端末をご用意ください。
詳細は こちらからご確認ください。

【お申込み後の流れ】
・参加券およびご請求書は、連絡ご担当者様に送付いたします。
・当日ご参加用のURL等は、研修開催日の2営業日前までに連絡ご担当者様にメール送信いたします。
 ※WEB申込の際に送られる自動返信メール文、参加券には記載はございません。
・テキスト類は、研修開催日の2営業日前までに連絡ご担当者様に送付いたします。
 〔テキスト類の送付先を変更する場合は、連絡事項欄にてお知らせください。〕
会場 [オンライン参加]ZOOMによるLive配信
問合せ先 企画研修グループ
担当者 川島 武士
E-Mail tms@noma.or.jp
電話番号 03-3403-1891
FAX番号 03-3403-1130
パンフレット(PDF) パンフレットはこちらをクリック
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