セミナー名 |
実効性ある全社的リスクマネジメントを行うための実務の進め方 〜事例と体験談を通して〜 |
---|---|
開催日時 | 2025年12月5日(金)10:00〜17:00 |
講師 | 株式会社エスエーティ常勤監査役 吉野 太郎 氏 |
会員参加料(税込) | 34,100円 |
一般参加料(税込) | 41,800円 |
ねらい |
※こちらは「オンライン中継」用のお申込みページです。
会場参加をご希望の方は下記より詳細をご確認ください。 【開催趣旨】 全社的リスクマネジメント(ERM)の重要性は広く認識されていますが、それを実効性のある実務とし て展開する時には様々な課題に直面します。本講座は、実効性のある実務の進め方とゼロから体制構築する際の留意点を講師の12年間の経験から具体的に説明します。 そして、実務を進める上で直面する問題を解決するために取るべき対応について、27の[問題のある事例]を取り上げ、その何が[問題点・リスク]で、[取るべき対応]は何かの3段階に分けて、体験談を含めて説明します。 また一部事例では、教訓まで掘り下げた事例研究を行います。概念や一般論ではなく、実務で活用できる知見・手法や体験談を提供します。 【本セミナーのゴール】 実効性ある全社的リスクマネジメントを行うための実務の進め方を、事例と体験談を通して ご理解いただくこと。 |
プログラム内容 | 第1部 実効性のある全社的リスクマネジメントの進め方 〜 私の経験から 1.目的:経営者が懸念する課題の解決 2.求められること:課題を解決する「実現力」と「実利」 3.3つの機能:@部門間調整、A多角的な視点からのリスク事案の検討、B戦略リスクの取り入れ 4.4つの留意事項:@経営の関与、A迅速な報告、B危機管理、C自社に合った方法 5.全社的リスクマネジメントのPDCAの回し方 〜本年度の振り返りと次年度「重要リスク」 選定での留意点 →振返りのステップ、リスクの見直しとヒアリングでの留意点 第2部 実務で直面する問題と取るべき対応 1.リスクの識別・評価・対応 (1)リスクに対する感度が低い (2)根本原因を解明しない 2.不祥事の防止 (3)自分の行動が会社に及ぼす影響を認識していない (4)現場と経営者との間にコミュニケーションの壁がある (5)現場の実力や実態とかけ離れた目標・基準・納期を設定している (6)曖昧な基準と現場任せ (7)社内の考えが社会の意識と乖離している (8)サプライチェーンにおける自社の役割や責任を認識していない (9)法令違反を実態として影響がないと考えて是正しない (10)組織の風通しが悪い (11)内部通報窓口へ通報されない (12)当たり前のことが実行されない 3.リスク情報の報告 (13)部下から上司へ、現場から本社へリスク情報が報告されない (14)本社ライン統括部門からコーポレート部門や経営者へリスク情報が報告されない (15)経営者が悪い情報を受けて嫌な顔をする、第一報の段階で詳細な報告を求める 4.事例研究 (16)研究1 法令違反の長期継続 〜事実関係、発生原因、再発防止策、教訓 (17)研究2 重大リスク事案の経営報告の大幅遅延 〜事実関係、発生原因、再発防止策、教訓 5.モニタリング体制(内部監査部門・リスク管理部門) (18)内部監査の役割が理解されない (19)企業価値向上に資する監査が不十分 (20)グループ全体のリスク情報を集約・モニタリングする部門が設置されていない (21)リスク管理部門の位置付け/役割・権限/資源配分/人事が不十分 (22)リスク管理部門の活動が定型的・前例踏襲的・受動的 (23)内部監査部門の活動が形式的・事務的な確認に止まっている 6.全社的リスクマネジメント体制構築に当たっての留意点 (24)経営者の理解と支持 (25)社内への働きかけ (26)段階的な構築 (27)構築事務局専従者 ☆最新の情報を反映するため、内容は一部変更となる場合があります。 講師著書:「全社的リスクマネジメント やってはいけないこと80」を配布し、教材として使用します。 |
講師プロフィール | 株式会社エスエーティ 常勤監査役 吉野 太郎 氏 慶応義塾大学経済学部卒業。東京ガス株式会社入社。2003年に監査部にて全社的リスクマネジメントの導入を担当後、IR部(リスク管理グループ)を経て、総合企画部の3部で12年間一貫して全社的リスクマネジメントを担当。その間、内部統制報告制度(J-SOX)、会社法内部統制システム整備の基本方針、危機管理体制・BCP、およびそれらについての有価証券報告書等での情報開示を担当。 2015年から2022年までリビング企画部ライフバル監査役チームで関連会社・子会社の非常勤監査役10社に就任。2021年から2022年までイングラート株式会社常勤監査役を兼業。2022年から現職(専任)。 金融庁企業会計審議会 臨時委員(内部統制部会、2023年5月時点)、日本ガバナンス研究学会(前日本内部統制研究学会)理事、日本価値創造ERM学会副会長。 CIA(公認内部監査人)、CRMA(公認リスク管理監査人)、CCSA(内部統制評価指導士) 【著書】 ・『全社的リスクマネジメント やってはいけないこと80』(単著 中央経済社 2022年) ・『全社的リスクマネジメント ミドルマネージャーがこれだけはやっておきたい8つの実施事項』(単著 中央経済社 2017年) ・『事業会社のためのリスク管理・ERM (全社的リスクマネジメント)の実務ガイド』(単著 中央経済社 2012年、7刷) ・『COSO 全社的リスクマネジメント −戦略およびパフォーマンスとの統合』(Enterprise Risk Management -Integrating with Strategy and Performance)(共訳 同文舘出版 2018年) ・『備える BCM から使える BCM へ 持続的な企業価値の創造に向けて』(共著 慶応義塾大学出版会 2013年) |
対象 | 日々の業務でリスクと向き合い、対応している部長、マネージャークラスのミドルマネージャーの方々、およびその活動をモニタリングしている内部監査部門、内部統制部門、リスク管理部門および監査役の方々 |
備考 | メールマガジンでは、新規講座や申込を開始したセミナーを定期的にご案内しております。 お見逃しのないよう、ぜひご登録ください。 |
オンライン参加にあたって |
オンライン中継をご希望の方は必ずご確認ください
【ご参加方法】
・Zoomを用いて、会場の研修の様子をライブ中継いたします。 Zoomに接続可能なパソコンまたはタブレット端末をご用意ください。 詳細は こちらからご確認ください。 【お申込み後の流れ】 ・参加券およびご請求書は、連絡ご担当者様に送付いたします。 ・当日ご参加用のURL等は、研修開催日の2営業日前までに連絡ご担当者様にメール送信いたします。 ※WEB申込の際に送られる自動返信メール文、参加券には記載はございません。 ・テキスト類は、研修開催日の2営業日前までに連絡ご担当者様に送付いたします。 ・会場参加への変更は、開始日の5営業日前までにご連絡ください。 【受講上の注意事項】 セミナーの録音、録画、映像のスクリーンショット等は固くお断りしております。 また自ら、又は第三者を通じて、セミナー動画の転載、複製、出版、放送、公衆送信 その他著作権・知的財産権を侵害する一切の行為をしてはならないものとします。 |
会場 | [オンライン参加]ZOOMによるLive配信 |
会場電話番号 | 03-6632-7140 |
問合せ先 | 企画研修グループ |
担当者 | 松嶋 |
tms@noma.or.jp | |
電話番号 | 03-6632-7140 |
パンフレット(PDF) | パンフレットはこちらをクリック |