セミナー詳細

セミナー名  
大災害から学ぶBCPへの新たな視点と対応策
〜 BCP の実効性強化と外部から評価を受けるためのポイント〜
開催日時 2022年07月6日(水)10:00〜16:30
講師 プリンシプル・コンサルティング・グループ
プリンシプルBCP研究所 所長
林田 朋之
会員参加料(税込) 33,000円
一般参加料(税込) 40,700円
ねらい  近年、列島では、比較的大きな地震が多発し、今後も 2035 年± 5 年、つまり 2030年代に 南海トラフ地震(東海、東南海、南海の三連動地震)が発生すると言われ、その後の富士山 噴火も含め、企業の災害対策の強化が必須となっています。
特にサプライチェーンを展開し ている企業では、広域大災害に対しての備えを、既存の危機管理や BCP の枠を拡げた対応が 求められています。
本講座では、今後起こり得る、首都直下地震、南海トラフ地震、富士山噴火に対する BCP と 防災に至る広範な危機管理について解説するとともに、コロナ禍に震災が発生した場合の 複合災害としての対応、リモート BCP 対策本部の設えや訓練、外部から評価を受ける BCP のポイントなど実効性のある BCP 対策を解説します。
プログラム内容 1. 列島を襲う巨大地震と富士山噴火
(1) 日本における巨大災害予測
(2) 首都直下地震
(3) 南海トラフ地震
(4) 富士山噴火

2. 巨大地震被災シナリオと影響範囲
(1) 首都直下地震の被災シナリオ
(2) 南海トラフ地震の被災シナリオ
(3) 富士山噴火の被災シナリオ
3. BCP の課題と変質
(1) 企業における BCP の課題とは
(2) BCP を取り巻く環境の変化
(3) BCP に対する外部からの要請
(4) 2035 年からの逆算危機管理
(5) レジリエンス型と危険分散型の両面対応
4. 震災に対する危機管理と BCP の見直し
4.1 コロナ禍における複合災害対応
(1) コロナ禍における震災事業影響度分析
(2) 複合災害対策本部の設え (3) 初動フェーズ活動の再検討

(4) リモートBCP対策本部の運用
(5) 帰宅困難者対応の見直し
(6) 備蓄品構成の見直し
4.2 リモート対策本部訓練
(1) リモート対策本部訓練の必要性
(2) 訓練の目的と目標
(3) 訓練の実施方法
(4) 訓練の準備と進め方
(5) 訓練の評価と改善
4.3 サプライチェーン BCP
(1) 南海トラフ地震発生時の事業影響度分析
(2) サプライチェーンBCP のポイント
(3) 物流災害情報の視覚化と迅速な意思決定
4.4 外部評価を受ける BCP とは
(1) BCP が外部評価されるポイント
(2) BCP 構築セルフチェック項目
(3) 3軸4視点による外部評価
(4) 災害時の広報とガイドライン策定
(5) 企業ホームぺージへの BCP 対応記載
(6) BCP 内部監査の見直し
4.5 災害レジリエンスと危険分散の考え方
(1) BCPと災害レジリエンス
(2) 広域災害時における地政学的危険分散
(3) 本社機能の分散
(4) 工場/デポ機能の分散
4.6 経営陣の BCP
(1) 有事における経営陣の役割とは
(2) 経営陣のメンタルヘルスとレジリエンス力強化
(3) 経営陣のための初動マニュアル
(4) 経営者が持つべき災害時の視点
5. 危機管理 IT リテラシと IT-BCP/DR
5.1 危機管理に必要な IT リテラシ
(1) リスクコミュニケーションとエスカレーション
(2) 災害対策本部ポータルサイトの効果
(3) 災害対策本部ポータルサイトの構築
5.2 IT-BCP/DR
(1) IT-BCP/DR に求められるマネジメントシステム
(2) IT 被災事業影響度分析
(3) 情報システム部門の危機管理と BCP
(4) IT 被災シナリオとエスカレーション
(5) IT-BCP/DR の基本的技術要素
(6) IT-BCP/DR の対応構造
(7) IT-BCP/DR の構築
(8) IT-BCP/DR の訓練
6. 災害時の労務対応とメンタルヘルス
(1) 災害時に対応すべき労務管理とは
(2) 労働契約法と安全配慮義務
(3) メンタルヘルスへの対応
(4) メンタルにおけるレジリエンス力強化
7. 企業 BCP の将来
(1) BCP-DX とは
(2) BCP データの集積と分析
(3) 災害対応の高度化と AI 活用
(4) AI と危機管理
(5) AI 対策本部とは
※上記プログラムは都合により変更になる場合がございます。
あらかじめご了承下さい。

講師プロフィール プリンシプル・コンサルティング・グループ
プリンシプルBCP研究所 所長
林田 朋之
北海道大学大学院修了後、富士通株式会社入社、その後米シスコシステムズ入社。
独立コンサルタントとして、大企業、中堅企業のIT、情報セキュリティ、危機管理、震災および新型インフルエンザのBCP、クラウド・リスクマネジメントなどのコンサルティング業務を実施。
現在、企業の危機管理、BCP、情報セキュリティ、ITインフラシステムなどコンサルティング業務を遂行。

対象 総務部門、経営企画部門、防災ご担当者、
経営幹部、CSR推進ご担当者 等
電卓(携帯、スマホで代用可能)、筆記用具をお持ちください。
会場 [オンライン参加]ZOOMによるLive配信
問合せ先 企画研修グループ
担当者 大脇 健一朗
E-Mail tms@noma.or.jp
パンフレット(PDF) パンフレットはこちらをクリック
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