セミナー詳細

セミナー名 【開催中止】
新たな視点によるBCP対策の基本と見直しのポイント
開催日時 2021年11月16日(火)10:00〜17:00
講師 プリンシプルコンサルティングBCP研究所
所長  林田 朋之 氏
会員参加料(税込) 33,000円
一般参加料(税込) 38,500円
ねらい  2019年末に発生した新型コロナ感染症のパンデミックは、瞬く間に隈なく全世界を席捲し、経済の停滞や人流の抑制、ライフスタイル、ワークスタイルの劇的な変化をもたらし、今なおその影響は続いています。しかし、同時に日本においては巨大地震へのリスクもさらに高まっている状況にも関わらず、コロナ禍に発生する複合災害としての巨大地震への対応は、ほとんどの企業が着手出来ていません。
 本講座では、コロナ禍における感染防止やテレワークを前提に、複合災害対策本部を、どのように設え、リモート環境において、危機管理事務局は、対策本部の運営をどのように考え運用していくのか、新たな考え方の導入を含め、複合災害と見直しのポイントを解説致します。またヒトの経験やスキルだけに頼った BCP から、新たな DX を含めた、データサイエンスとしての危機管理ステージにレベルアップするマイルストンについても解説を行い、企業が進むべき次世代の BCP への展開をどのように考えるかも併せて解説致します。
プログラム内容 1. 複合災害 BCP の構築と見直し
1.1 BCP の本質の基本原則
1.2 BCP を取り巻く環境の変化
1.3 BCP に対する外部からの要求
1.4 企業活動における震災リスクの影響
1.5 リスクマップ上の震災のポジション
1.6 企業リソースと震災 BCP
1.7 事業継続マネジメントシステムと外部評価
1.8 企業 BCP の課題(1)複合対策本部
1.9 企業 BCP の課題(2)危機管理事務局
1.10 企業 BCP の課題(3)IT リテラシ
1.11 企業 BCP の課題(4)データ管理と災害の可視化
1.11 直近の BCP 見直しポイント
1.12 BCP 強化ポイント

2. 感染症危機管理と震災 BCP
2.1 パンデミック感染症の危機管理と BCP
2.2 日本における感染症対策の原則
2.3 パンデミックの波と危機管理/BCP 対応
2.4 パンデミック時の危機管理/BCP 行動(例)
2.5 感染症 BCP としての事業影響度分析
2.6 フェーズ設定と事業影響度分析結果の反映
2.7 フェーズ毎の行動基本方針
2.8 震災 BCP の行動と複合災害事業影響度分析
2.9 複合事業影響度分析の経営的視点
2.10 複合災害としての危機管理と BCP のポイント

3. BCP 自己診断:構築レベルと実効性の評価
3.1 BCP を自己診断するということ
3.2 BCP を診断するための三つの評価軸
3.3 BCP を診断するための内部視点と外部視点
3.4 BCP 自己診断評価方法
3.5 BCP 自己評価例
3.6 詳細 BCP チェック:体制編
3.7 詳細 BCP チェック:機能編
3.8 詳細 BCP チェック:ドキュメント編
3.9 詳細 BCP チェック:労務管理編
【演習 1.】BCP 自己診断とチェック

4. 複合災害対策本部の設えと運用
4.1 複合災害における危機管理事務局の役割
4.2 従来の対策本部室の構成
4.3 コロナ禍における複合災害への対応ポイント
4.4 コロナ禍における複合災害対策本部の構成(例)
4.5 複合災害対策本部の仕事と労働タイプを考える
4.6 コロナ禍における複合対策本部の運用とは
4.7 複合災害対策本部の組織マネジメント:OTD
4.8 OTD 設定例
4.9 ウェブ対策本部の機能と役割
4.10 初動フェーズマニュアルの改訂例

5. 複合災害対策本部(BCP)訓練
5.1 複合災害対策本部(BCP)訓練の概要
5.2 複合災害シミュレーション訓練
5.3 複合災害対策本部訓練構成(例)
5.4 複合災害ワークショップ訓練
5.5 BCP 訓練のレベルアップ

6. 複合災害対応危機管理における留意点
6.1 複合災害対策本部担当者の安全配慮義務
6.2 感染者、濃厚接触者に対する情報管理
6.3 対策本部担当者、若年労働者へのメンタルケア

7. 次世代震災対応危機管理/BCP とは
7.1 危機管理/BCP の課題
7.2 企業が目指すべき次世代危機管理/BCP とは
7.3 複合災害対策と DX
7.4 災害のデータサイエンス:可視化とデータ化
7.5 次世代企業危機管理/BCP へのマイルストン
講師プロフィール 北海道大学大学院修了後、富士通株式会社入社、その後米シスコシステム入社。
金融、製造など大企業の大規模・国際ネットワーク、国立大学等のキャンパスネットワーク、自治体ネット、キャリアのネットワークなどのネットワーク構築技術支援およびプロジェクトマネジメントを担当。その後、独立し、大企業、中堅企業の危機管理、震災および新型インフルエンザ等感染症のBCP(Business Continuity Plan: 事業継続計画)、AI(人工知能)プロジェクト、IT/Webシステムプロジェクト、情報セキュリティ・個人情報保護などのコンサルティング業務を実施。
情報処理推進機構によるITスキル標準レベル6として、CIO/ CRO/ CSO代行業務。また、BCP講師としてNHKニュースにも出演。
【雑誌記事投稿】
日経コミュニケーション・日経BP、学会発表、シンポジウム発表など多数。
会場 関西本部
大阪市西区靭本町1-8-4 大阪科学技術センタービル
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会場電話番号 06-6443-6962
会場FAX番号 06-6441-4319
問合せ先 企画研修G
担当者
E-Mail yu-hara@noma.or.jp
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