セミナー詳細

セミナー名 【行政管理講座】
公共施設等マネジメントの計画と実践
開催日時 令和3年3月3日(水)13:00〜17:00
令和3年3月4日(木)10:00〜16:00
講師 立命館大学政策科学部 教授 ・博士(政策科学)
森 裕之 氏
会員参加料(税込) 31,900円
一般参加料(税込) 35,200円
ねらい  さて、人口減少・少子高齢化が急速に進む中で、公共施設等の老朽化対策が大きな課題となっており、苦しい財政状況が続く地方公共団体においては、維持更新のための費用調達が厳しい状況にあります。
 しかし、このような状況下においても、公共施設等を適切に維持管理・更新していくためには、自治体自身が将来の都市・地域の姿を描きつつ、中長期的な視点で進める必要があります。しかも、公共施設等の老朽化が急速に進んでいる中で、対策を遅らせることは重大事故を引き起こす危険を大きくします。そのうえ、災害や感染症のリスクの高まりは、この問題をさらに複雑にしています。
 本講座では財政や地域政策の基本的知識を踏まえながら、公共施設等のあり方と課題、有効な財務手法や活用、公共施設等総合管理計画の更なる推進について先行自治体の事例等を交えわかりやすく解説いたします。
プログラム内容  <1日目>

 1.公共施設等の老朽化をめぐる状況
  (1)公共施設等の本質と性格
  (2)公共施設等の老朽化の現状
  (3)公共施設等の維持・更新と財政のひっ迫
  (4)公共施設等総合管理計画の更なる推進
  (5)公共施設の統廃合とコンパクトなまちづくり

 2.公共施設等と国の動向
  (1)近年の予算措置の変遷
  (2)「自治体戦略2040」と公共施設・インフラ
  (3)公共施設等の民間化
  (4)都市計画と地域包括ケアの矛盾
  (5)自治体と地域のまちづくり

 <2日目>

 3.公共施設等の維持・更新と財務手法
  (1)財政運営上の目標設定
  (2)公共施設等の資産管理
  (3)PFIの財政問題
  (4)公会計情報と財政運営

 4.先行自治体の事例
  (1)公共施設等マネジメント計画から実践へ
  (2)カルテに基づく公共施設の大幅削減
  (3)拙速な取組みによる住民との摩擦
  (4)まちづくりのあり方と公共施設の削減
  (5)住民参加による公共施設・地域づくり
  (6)公共施設の統廃合と財政危機
講師プロフィール 立命館大学政策科学部 教授 ・博士(政策科学)   森 裕之 氏
1967年大阪府生まれ。大阪市立大学商学部、同大学院経営学研究科後期博士課程中退。高知大学助手、専任講師、大阪教育大学専任講師・助教授を経て、2003年 立命館大学政策科学部助教授。2009年 同教授。 地方財政の理論と制度、および公共事業を主に研究すると同時に、アスベスト災害と公共政策のあり方についても考察を進めている。
  著書:「公共施設の再編を問う」(2016年 自治体研究社)、「公共事業改革論」(2008年 有斐閣)、「 地域共創と政策科学」(2011年 晃洋書房・共著)、「検証・地域主権改革と地方財政」(2010年 自治体研究社・共著)等論文・研究発表:「地方創生と公共事業」(2014年)、「『国土強靱化』の財政と地域政策」(2013年)、「 社会資本の老朽化問題」(2012年)、「公共事業と一括交付金」(2012年)等
対象 地方自治体の行政管理・公共施設マネジメントご担当者を中心に、政策企画課、管財課、総務課、契約課、その他の方々
FAXでのお申し込みについて FAXでのお申込みはこちら
会場 関西本部
大阪市西区靭本町1−8−4大阪科学技術センタービル
会場地図 会場地図はこちらをクリック
会場電話番号 06-6443-6962
会場FAX番号 06-6441-4319
問合せ先 企画研修G
担当者
E-Mail yu-hara@noma.or.jp
パンフレット(PDF) パンフレットはこちらをクリック
戻る