セミナー詳細

セミナー名 わかりやすいリース取引の会計と税務実務
開催日時 2020年11月26日(木)10:00〜17:00
講師 公認会計士 岡本 匡央 氏
会員参加料(税込) 33,000円
一般参加料(税込) 38,500円
ねらい 〜〜取引の分類から実際の処理実務まで、借手側に必要な知識を体系的に解説〜〜

 企業の経理実務において浸透している「リース取引に関する会計基準」ですが、その仕組みは一般に難解と言われることが多く、リース取引の会計処理に苦手意識をお持ちの担当者は少なくありません。また、対応する税務についても、その処理にあたっては会計との差異が存在するため、実務ではわかりにくいルールが多く存在します。しかしながら、リース取引をめぐる会計と税務は、取引の種類と各々の処理を正しく整理して理解できれば、決して複雑なものではありません。
 本セミナーでは、リース取引の種類や特質などの基礎的事項を整理してご理解いただきます。そのうえで、リース取引の借手側の会計処理と税務について、実務上の留意点を踏まえた設例演習を交えながら具体的に解説いたします。
プログラム内容 T.リース取引の基礎
 1.リース取引とは
  ・リース取引での登場人物の把握
 2.リース取引のメリット・デメリット
  (1) リース取引のメリット・デメリット
  (2) リース取引に適する物件
  (3) わが国のリースの概況
 3.リース取引と他の調達手段との違い
 4.リース料の構造

U.リース取引に関する会計基準の概要
 1.リース取引の分類
  (1) ファイナンス・リース取引の定義
   @「ノンキャンセラブル」と「フルペイアウト」
   A「フルペイアウト」の判定
   B 所有権移転ファイナンス・リース取引と所有権移転外ファイナンス・リース取引
  (2) オペレーティング・リース取引
 2.ファイナンス・リース取引の会計処理と表示(借手側)
  (1) ファイナンス・リース取引の会計処理
  (2) リース資産及びリース債務の計上
  (3) 減価償却
  (4) 終了時・再リース時・中途解約時の会計処理
  (5) 重要性が乏しい場合の簡便的な会計処理
 3.セール・アンド・リースバック取引(借手側)
  (1) セール・アンド・リースバック取引とは
  (2) セール・アンド・リースバック取引におけるファイナンス・リース取引の判定
  (3) ファイナンス・リース取引に該当した場合の会計処理
 4.リース取引に関する注記
  (1) ファイナンス・リース取引に関する注記
  (2) オペレーティング・リース取引に関する注記

V.リース会計に関する税務の概要
 1.税務上のリース取引とその分類
  (1) 税務上のリース取引の把握の必要性
  (2) 税務上のリース取引
  (3) リース取引の分類
  (4) ノンキャンセラブルの要件
  (5) フルペイアウトの要件
 2.リース取引の分類方法
  (1) 所有権移転リース取引と所有権移転外リース取引
  (2) 金融取引とされるリース取引
  (3) リース取引の分類のフローチャート
 3.リース取引の法人税上の取扱い(借手側)
  (1) 取得価額の考え方
  (2) 減価償却の考え方
 4.リース取引のその他税務上の取扱い(借手側)
  ・消費税、固定資産税の扱い

(注)本セミナーでは、リース取引の理解及び現行のリース会計基準と税務についての理解に力点を置くた
  め、国際財務報告基準(IFRS)16号「リース」に関する解説は予定しておりません。
講師プロフィール 2003年大阪大学経済学部を卒業。中央青山監査法人(後のみすず監査法人)、有限責任監査法人トーマツにおいて、多岐にわたる業種、グローバル企業から中小企業までの会計監査・財務調査・内部統制構築支援等の業務に従事。2012年岡本公認会計士事務所を開設。現在は、ネクサス監査法人のパートナーを務めるほか、連結財務諸表作成支援、経営アドバイザリー、事業再生支援、株式価値評価、原価計算構築支援等の各種業務を行っている。また、公認会計士試験予備校での受験指導にも定評がある。
備考 ※演習を行いますので、電卓をご持参ください。
会場 関西本部
大阪市西区靭本町1-8-4 大阪科学技術センタービル
会場地図 会場地図はこちらをクリック
会場電話番号 06-6443-6962
会場FAX番号 06-6441-4319
問合せ先 企画研修G
担当者 重藤
E-Mail sigefuji@noma.or.jp
パンフレット(PDF) パンフレットはこちらをクリック
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