セミナー詳細

セミナー名 簿記知識ゼロからマスターする
決算書の読み解き入門講座
開催日時 2020年11月25日(水)10:00〜17:00
講師 公認会計士・税理士 岡田 健司 氏
会員参加料(税込) 33,000円
一般参加料(税込) 38,500円
ねらい 〜〜「会社の数字に強くなる!」、ビジネスに活かす着眼点を基礎から学ぶ〜〜

 決算書を読むためには、簿記の知識や経理実務の経験がなければ難しいとお考えの方が多いかもしれません。しかしながら、いくつかの見るべきポイントを押さえることができれば、決算書を読むことは決して難しくありません。決算書を読むことができれば、自社や取引先の経営状況の把握が容易になり、ビジネスのさまざまな場面での意思決定に役立てることができます。
 本講座では、最初に決算書の基本的なしくみをご理解いただきます。そのうえで、企業の経営状況を把握するための着眼点や、初心者でもすぐに活用できる経営分析手法について、具体的な演習を交えてわかりやすく解説いたします。
プログラム内容 1.決算書の概要を理解する
 (1) 決算書とは何か 〜決算書の作成目的
 (2) 決算書の種類と構成
 (3) 上場企業の決算書と中小企業の決算書の違い
 (4) 決算書からはわからないこと

2.貸借対照表から何がわかるのか
 (1)「資産」を理解するうえでのポイント
  @ 資産は将来のキャッシュ・イン・フローあるいはその源泉
  A 実在性と評価が大切
  B 資産の評価・資産性とは 〜評価減・減損
 (2)「負債」を理解するうえでのポイント
  @ 負債は将来のキャッシュ・アウト・フロー
  A 引当金とは
  B 網羅性が大切
 (3)「純資産」を理解するうえでのポイント
  @ 純資産は出資と出資を使って得た利益の積み重ね
  A 負債との違い

3.損益計算書から何がわかるのか
 (1)「収益」を理解するうえでのポイント
  @ 実現主義と発生主義
  A 出荷基準、着荷基準、検収基準、進行基準などの考え方
  B 資産との関係
  C 実在性が大切
  D 収益の認識方法がこれから変わる?
 (2)「費用」を理解するうえでのポイント
  @ 発生主義
  A 負債との関係
  B 網羅性が大切
 (3)「利益」を理解するうえでのポイント
  @ 収益と費用の差額としての利益
  A さまざまな利益概念
 (4)「減価償却」を理解するうえでのポイント
  @ なぜ減価償却が必要なのか
  A 減価償却の効果

4.キャッシュ・フロー計算書から何がわかるのか
 (1) 収入とは何か 〜収入の内容を理解するうえでのポイントと収益との違い
 (2) 支出とは何か 〜支出の内容を理解するうえでのポイントと費用との違い
 (3) 黒字倒産とは
 (4) キャッシュ・フロー計算書ではわからないキャッシュ・コンバージョン・サイクル

5.簡単な経営分析をやってみる
 ・「安全性分析」で財務的な安定性、事業の存続可能性を見極める
 ・「収益性分析」で将来の成長可能性を見極める
 ・公認会計士が監査で行う分析的手続

6.実際の上場会社の決算書を読んでみる
 (1) 決算短信、招集通知、有価証券報告書の違い
 (2) 上場企業の経営指標
 (3) 公認会計士は上場企業の決算書をどのように分析・活用しているのか
講師プロフィール 平成13年神戸大学法学部卒業。民間企業の勤務を経て、平成18年公認会計士試験合格。平成22年公認会計士登録。これまでさまざまな業種の法定監査業務、上場準備会社の上場支援業務、包括外部監査業務等に従事する。仰星監査法人や各種団体主催の各種セミナー講師、その他大手専門学校・受験予備校での公認会計士講座講師(監査論)も務める。現在、仰星監査法人大阪事務所シニアマネージャー。
対象 主に経理・財務部門、経営企画・総務・監査・営業・資材購買部門の他、
計数能力を身につけたいとお考えの方 など
備考 ※演習を行いますので、電卓をご持参ください。
会場 関西本部
大阪市西区靭本町1-8-4 大阪科学技術センタービル
会場地図 会場地図はこちらをクリック
会場電話番号 06-6443-6962
会場FAX番号 06-6441-4319
問合せ先 企画研修G
担当者 重藤
E-Mail sigefuji@noma.or.jp
パンフレット(PDF) パンフレットはこちらをクリック
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