セミナー詳細

セミナー名 グループ会社における内部統制と会計不正の防止・発見への対応
開催日時 2020年10月27日(火)10:00〜16:00
講師 疋田公認会計士事務所
公認会計士 疋田 鏡子 氏
会員参加料(税込) 33,000円
一般参加料(税込) 38,500円
ねらい 〜〜グループ会社の管理・監査に必須の基礎知識と実務上のポイントを学ぶ〜〜
 
 グループ会社は、本来は各会社内で取締役会を始めとした経営監視の体制が整備されるべきと考えられています。しかしながら実態として、その会社規模によっては専門性を含めた十分な監視体制が構築できない、定期的な人事配置・異動が困難であるなどの理由から、長期間にわたる不正の温床となっているケースがあります。
 本セミナーでは、グループ会社のなかでも特に国内のケースに焦点を当て、企業グループにおける内部統制のあり方についてご理解いただきます。そのうえで、主に会計不正の防止・発見の観点から、グループ会社の管理や監査を進めるうえで押さえておくべき具体的なポイントについて、ケーススタディを交えながら習得いただきます。
プログラム内容 1.グループ会社管理の基礎知識 〜グループ会社の不正を視野に入れて〜
 (1) グループ会社管理の重要性
  ・管理の重要性
  ・法令で求められる内部統制
 (2) 内部統制の構築 〜金融商品取引法上の内部統制報告制度
  ・内部統制報告制度の概要
  ・内部統制の基本的枠組み
  ・内部統制の評価のアプローチ(全社的な内部統制、業務プロセスの評価、決算・財務報告に係る業
   務プロセスの評価、内部統制の有効性の判断、内部統制の報告)
  ・職務分離とIT
  ・内部統制の不備と開示すべき重要な不備事例
  ・内部統制の固有の限界
 (3) 連結財務諸表の作成実務の概要
  −連結財務諸表の概要、作成手順、範囲の決定 等

2.グループ会社における会計不正の防止・発見への対応
 (1) リスク(不正と誤謬)
  −不正と誤謬、グループ会社における不正の特徴
 (2) 誤りの防止・発見を想定したリスクとコントロール
  −開示すべき重要な不備にみる不正事例(訂正内部統制報告書も踏まえて)
 (3) 誤りの防止・発見を想定した財務分析
  −職務分離、各勘定科目の特徴を踏まえた分析
   (売掛金分析、棚卸資産分析、原価の付替、合理性分析 等)

3.演習
 (予定)ケーススタディ@:横領
     ケーススタディA:棚卸資産管理 など

※当日の進捗により、プログラム内容を変更する場合がございますので、予めご了承ください。
講師プロフィール 公認会計士2次試験合格後、太田昭和監査法人(現EY新日本有限責任監査法人)入所。以来、国内監査部門に所属。メーカー、IT企業等の法定監査業務、内部統制支援業務及びIPOの従事経験あり。2019年、EY新日本有限責任監査法人を退職、疋田公認会計士事務所設立。日本公認会計士協会近畿会監査会計委員会副委員長(前委員長)。日本公認会計士協会 前監査・保証実務委員。
【共著】『公認会計士に聞く 監査役のしごと〜会計知識から不正対応まで』(清文社)、『監査報告の変革―欧州企業のKAM事例分析』(中央経済社)。
備考 ※演習を行いますので、電卓をご持参下さい
会場 関西本部
大阪市西区靭本町1-8-4 大阪科学技術センタービル
会場地図 会場地図はこちらをクリック
会場電話番号 06-6443-6962
会場FAX番号 06-6441-4319
問合せ先 企画研修G
担当者 佐々木
E-Mail sasakia@noma.or.jp
パンフレット(PDF) パンフレットはこちらをクリック
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