セミナー名 |
【行政管理講座】開催中止
事例から学ぶ 不当要求行為への備えと初動対応のすすめ方 |
---|---|
開催日時 | 令和2年12月10日(木)13:00〜17:00 令和2年12月11日(金)10:00〜16:00 |
講師 | 自治体債権研究会 代表 行政対象暴力問題研究会 副代表 三重大学 理事・副学長 楠井法律事務所 弁護士 博士(医学) 楠井 嘉行 氏 |
会員参加料(税込) | 31,900円 |
一般参加料(税込) | 35,200円 |
ねらい | ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 地方自治体にとって住民はお客様であり、サービスマインドを持って向き合う必要があることはいうまでもありません。 しかし他方、住民という立場を楯に違法・不当な要求を突き付けられ、対応に苦慮するケースも後を絶ちません。公僕たる公務員がこうした要求に応じることは、それ自体コンプライアンス違反として懲戒処分や損害賠償請求の対象となり得るほか、理不尽なクレームによるストレスがメンタルヘルス上のリスクとなり、労働安全衛生法の安全配慮義務違反にもつながります。これらの理由から、明らかに不当またはグレーゾーンに該当する要求には、適切な知識と判断にもとづく毅然とした対応が求められます。 本講座では、不当・グレーゾーンの要求、行政対象暴力に対応するスキルを身につけていただくため、担当者が備えておくべき心構えと具体的な初動対応のフローをわかりやすく解説するとともに、場面別の事例や新たな取り組みについても取り上げ、今後の実務に活用いただきます。 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ |
プログラム内容 |
T:対応の基本と心構え 1.地方自治体の接遇と、親切丁寧な接遇に付け入る不当要求行為者 2.不当要求行為の弊害と見分け方 3.労働安全衛生及びコンプライアンス違反の危険 U:不当要求行為による被害の実態 1.X市の事例 2.A町の税務係長の話 3.B町の水道係長の話 4.各種アンケート 5.新聞報道等より V:具体的な準備と初動対応 1.不当要求行為者の人物像・特徴 2.不当要求行為者の常套文句 3.具体的対応方法 ・面談場所の選定 ・整理などの事前準備(撤去すべきもの) ・対応人数、着席レイアウト、湯茶対応の注意点 ・服装、言葉の注意点 ・電話対応の心得 ・写真・録画・録音をする際の注意点 ・暴行・脅迫を伴わないグレーゾーンへの対応 ・面談の強要・居座りへの対応(施設管理権) ・相手方の自宅や事務所での対応 等 W:具体的事例の検討(1) 悪い対応例の問題点検討 X:具体的事例の検討(2) 良い対応例の検討 〜(1)とどこが異なるか?〜 Y:職員のミスを原因とする場合の対応例 ・対応の方針 ・念書の効力 ・具体的事例の検討(センシティブ情報の漏洩事例) Z:職員の安心・安全のために 1.警察との連携(通報のタイミング(失敗例)) 2.職員に対する研修の実施 3.行政側弁護士に求められる役割 4.行政側弁護士による法的対応等(モンスターペアレンツ、モンスターペイシェント) 《具体例》 ・内容証明郵便 ・仮処分命令の申立て(行政事務妨害禁止仮処分等) ・債務不存在確認請求訴訟 ・加害行為に対する刑事告訴 [・\:部署、場面毎の具体的対応例(ロールプレイ) 〜一般行政職、教育職、医療職それぞれの現場における具体例〜 ]:新たな取組み事例 1.第三者機関(行政ADR)の活用 2.学校問題解決支援チームの設置 3.任期付き公務員としての弁護士の採用 |
講師プロフィール | 弁護士 楠井 嘉行(くすい・よしゆき)氏 昭和55年4月〜昭和58年3月 三重県職員。昭和60年弁護士登録 平成19年7月から平成27年7月まで三重県人事委員会委員 平成22年10月から三重県立看護大学非常勤講師(法学、平成23年4月より客員教授) 令和2年4月 三重大学理事・副学長(法務担当) 津市、松阪市、亀山市、名張市、志摩市ほか、三重県下多数の法律顧問をつとめる。 【著書】「行政対象暴力Q&A(共著)」(ぎょうせい) 「自治体の債権回収」(公職研) 「医療現場でのクレーム・トラブルQ&A-初期対応から法的対応まで-」(ぎょうせい) |
対象 | 総務課・秘書課・市民課・広報広聴課・公営企業担当課・教育委員会・行政暴力担当課ほか テーマに関連するすべての部門のマネージャー・担当者 ※本講座は地方自治体職員ならびに議員のみを対象としております。 |
会場 | 日本経営協会内専用教室 東京都渋谷区千駄ヶ谷3−11−8(セミナー受付は3階です) |
会場地図 | 会場地図はこちらをクリック |
会場電話番号 | 03-3403-1891 |
会場FAX番号 | 03-3403-1130 |
問合せ先 | 企画研修グループ |
担当者 | 宮脇 |
tks-mousikomi@noma.or.jp | |
電話番号 | 03-3403-1891 |
FAX番号 | 03-3403-1130 |