セミナー詳細

セミナー名 ≪実例による≫資本的支出と修繕費の区分
開催日時 2020年9月29日(火)10:00〜17:00
講師 公認会計士・不動産鑑定士・中小企業診断士・税理士
土屋 晴行
会員参加料(税込) 33,000円
一般参加料(税込) 38,500円
ねらい 〜〜関係法令と経理処理のポイントをわかりやすく解説〜〜

 法人がその有する固定資産の修繕や改良等のために支出した金額のうち、当該固定資産の価値を高め、 又はその耐久性を増すことになる金額は修繕費として処理せず、資本的支出となるとされています。しかしながら、税法上さまざまな制約があり、会計処理も複雑なものがあります。
 本セミナーでは、各業種における実例を中心に解説いたします。また、難解な条文や通達についてもわかりやすく解説し、実務上のポイントについて理解を深めていただきます。
【講師の言葉】
 この実例コースは文字通り、「実例」を中心に解説をいたします。セミナーのすすめ方は @事実関係の確認 A経理処理の検討 B関係法令の解説の順でおこないます。
 他業種の事例は関係が無いと思われがちですが、資産区分には業種を超えた原則が働いています。他社の実例の積み上げが、総合的・体系的理解につながり、処理能力、応用力の向上、さらには節税効果にも大きな差が出ます。
プログラム内容 1.少額の減価償却資産の損金算入
 (1)少額の減価償却資産の取得価額の判定(応接セット)
 (2)少額の減価償却資産の習得価額の判定(ネオンサイン 他)
 (3)少額の減価償却資産の取得価額の判定(ベッド、カーテン)
 (4)少額の減価償却資産の取得価額の判定(書類棚)
 (5)窓ガラスに貼った遮光フィルム ほか

2.減価償却資産の取得価額
 (1)工事原価に含める費用
 (2)新工場建設に係る兼任者の人件費
 (3)新工場建設に係る費用
 (4)新規取得建物の資産計上と経費処理の範囲
 (5)新規設備装置のための仮設足場 ほか

3.資本的支出と修繕費の実質基準
 (1)資本的支出と修繕費の実質的判定
 (2)外壁の塗装
 (3)オーバーホールと使用可能期間の延長
 (4)屋根を瓦からスレートに変更
 (5)社宅の改装工事 ほか

4.資本的支出と修繕費の区分が明らかなもの
 (1)レイアウト変更による空調機の移設
 (2)生産設備の移設
 (3)工場建て替えにともなう機械の移設
 (4)事務所内の一室の用途変更
 (5)寮から社宅への用途変更 ほか

5.資本的支出と修繕費の社内取扱基準
 (1)社内取扱基準の作り方 ほか

6.資本的支出と修繕費の形式基準
 (1)定期的に改装する店舗の費用
 (2)ヘリコプターの定期点検
 (3)オーバーホールの費用
 (4)社宅の改造費
 (5)社宅給水管の新規取付け ほか

7.除却
 (1)タンクの計裝機器の取替え
 (2)機械装置の有姿除却
 (3)有姿除却のスクラップ価額の見積り
 (4)除去額が不明な資産の処理
 (5)建物付属設備の電気設備の資産単位 ほか

8.質疑応答

★当日は、さまざまな業種の実例をまとめた「質疑応答集」と「関連法令集」をテキストとして配布
 します。
講師プロフィール 東京大学経済学部卒業。公認会計士・不動産鑑定士・中小企業診断士として、経営診断や経営指導に活躍。日本公認会計士協会公会計特別委員会委員、同協会東京会税務委員会委員、中小企業基盤整備機構人材育成アドバイザーなどを歴任。
主な著書に、「バランスシートの読み方練習帳」「損益計算書の読み方練習帳」「土地建物の税金Q&A」「相続贈与の税金Q&A」「簿記3級・これで合格」「税務調査・ここに気をつけろ」(いずれも、こう書房)「商法がわかった」(法学書院)ほか3点がある。
会場 関西本部
大阪市西区靭本町1-8-4 大阪科学技術センタービル
会場地図 会場地図はこちらをクリック
会場電話番号 06-6443-6962
会場FAX番号 06-6441-4319
問合せ先 企画研修G
担当者 佐々木
E-Mail sasakia@noma.or.jp
パンフレット(PDF) パンフレットはこちらをクリック
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