セミナー詳細

セミナー名 最新の税制改正に基づく実例による資本的支出と修繕費の区分
開催日時 2020年11月25日(水)10:00〜17:00

講師 公認会計士・不動産鑑定士
中小企業診断士      土屋 晴行 氏
会員参加料(税込) 27,500円
一般参加料(税込) 33,000円
ねらい
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 今般、税法によるさまざまな制約のため、会計処理は複雑なものとなっています。たとえば、法人が固定資産の修繕や改良等のために支出した金額には、当該固定資産の価値を高め、またはその耐久性を増すことになる金額があります。それは修繕費として処理せず、資本的支出となるとされています。
 そこで、この度は固定資産会計の応用編セミナーを開催いたします。 「@事実関係の確認 A経理処理の検討 B関係法令の解説 C質疑応答」について、他業種の実例をまじえて解説いたします。他業種の実例は関係がないと思われがちですが、実は資産区分には業種を越えた原則が働いています。そのため、他業種の実例の積み上げが、総合的・体系的理解につながり、処理能力、応用力の向上、さらには節税効果にも大きな差が出ます。この好機に積極的なご参加をおすすめ申し上げます。

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プログラム内容

1.少額の減価償却資産の損金算入
 (1) テスト用の試作機械と金型
 (2) 少額の減価償却資産の取得価額の判定

2.減価償却資産の取得価額
 (1) 設備搬入のための壁の撤去と復旧
 (2) 工場原価に含める費用
 (3) 新工場建設に係わる兼任者の人件費

3.資本的支出と修繕費の実質基準
 (1) 外壁の塗装
 (2) 機械装置のオーバーホール
 (3) 屋根を鉄からスレートに変更
 (4) 屋根をカワラからスレートに変更
 (5) オーバーホールと使用可能期間の延長

4.資本的支出と修繕費の区分が明らかなもの
 (1) 研究所を事務所用建物に改造
 (2) レイアウト変更による空調機の移設
 (3) 生産設備の移設

5.資本的支出と修繕費の社内基準
 (1) 建物の補修費

6.資本的支出と修繕費の形式基準
 (1) 定期的に改造する店舗の費用
 (2) オーバーホールの費用
 (3) 社宅の改造費
 (4) 社宅給水管の新規取付け
 (5) 賃借建物の全面的な屋根のふき替え

7.除却
 (1) タンクの計装機器の取替え
 (2) 機械装置の有姿除却
 (3) 有姿除却のスクラップ価額の見積り

8.質疑応答

講師プロフィール 講師紹介】
 公認会計士・不動産鑑定士
 税理士            土屋 晴行(つちや はるゆき)


 
 東京大学経済学部卒業。新進気鋭の公認会計士として、経営診断や経営指導に活躍し、解説の斬新さは注目されている。日本公認会計士協会公会計特別委員会、同協会東京会税務委員会委員などを歴任。セミナー講師として、全国的に活躍し、わかり易い指導は定評がある。


【主な著書】 「バランスシートの読み方練習帳」 「損益計算書の読み方練習帳」 「土地建物の税金Q&A」 「相続贈与の税金Q&A」 「簿記3級・これで合格」 「税務調査・ここに気をつけろ」(いずれも、こう書房) 「商法が分かった」(法学書院)ほか3点がある。

※当日は、筆記用具と電卓をご持参ください。
会場 西鉄祇園ビル 11階会議室
福岡市博多区御供所町 1-1 西鉄祇園ビル11F
会場地図 会場地図はこちらをクリック
会場電話番号 092-272-3110
問合せ先 企画研修G
担当者 中間
E-Mail kyu-semi@noma.or.jp
電話番号 092-431-3365
FAX番号 092-431-3367
パンフレット(PDF) パンフレットはこちらをクリック
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