セミナー名 |
海外子会社の内部統制の整備・運用と監査のポイント |
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開催日時 | 2020年7月9日(木)10:00〜16:00 |
講師 | 公認会計士・公認内部監査人 溝口 聖規 氏 |
会員参加料(税込) | 33,000円 |
一般参加料(税込) | 38,500円 |
ねらい | 〜〜具体的事例から学ぶ課題と内部監査上の対応策を解説〜〜 海外子会社に端を発する不正・不祥事が後を絶ちません。グローバルに事業展開している企業にとって、海外子会社に対する内部統制強化は重要な経営課題です。J-SOXが導入されて既に10年以上経過したものの、海外子会社については地理的・時間的制約ゆえに形式的な対応に留まっているのが現状ではないでしょうか。海外子会社における不正・不祥事を防ぐためには、現地の実態に即した実効性あるルールを構築・運用していくことが必要です。 本セミナーでは、 (T)ケーススタディを通して内部統制の現状を確認し、海外子会社の内部統制の重要性をご理解いただ きます。 (U)講師のコンサルティング経験をもとに、海外子会社に対する内部統制を強化するために、既に実施 されているJ-SOXの対応手続に追加検討すべきポイントについて具体例をまじえて解説いたしま す。 |
プログラム内容 | T 海外子会社の内部統制の現状と課題 〜『開示すべき重要な不備』の事例と影響〜 1.内部統制監査(J‐SOX)の経過と現状 ・『内部統制の不備』の発生状況 ・『開示すべき重要な不備』の発生要因 2.海外子会社発の『開示すべき重要な不備』の事例 ・事案の概要、要因、対策等(最新事例紹介) ・ケーススタディのまとめ 3.海外子会社の内部統制の重要性 ・財務指標、株価へのインパクト ・シナジーの創出 ・グループレベルでの人材育成・登用 ほか 4.海外子会社の内部統制の整備・運用は何が難しいのか ・文化、価値観の違い ・現地の法制度の違い ・コミュニケーションの難しさ ほか U 海外子会社の内部統制の整備・運用のすすめ方 〜J‐SOXの有効活用と内部監査のポイント〜 1.J‐SOX対応で不正は防止できるか ・“J‐SOXは無用の長物”という意見は本当か ・よくある間違った対応(本当に必要な内部統制とは) ・J‐SOXの有効活用のポイント @ J‐SOXの趣旨・目的の再確認 A 手続きばかりに焦点を当てていないか B グループレベルとローカルレベルの区分 2.内部監査に織り込むべき海外子会社特有のリスク ・海外子会社特有のリスク ・欧米諸国、新興国の特有のリスク ・不正の種類と傾向 3.海外子会社の内部監査で検討すべき監査体制のポイント ・組織的・計画的監査の必要性 ・海外子会社監査スケジュール例の紹介 ・人材の確保と育成について ・経営者の理解と予算について 4.海外子会社の内部監査ツールの整備と見直しのポイント ・内部監査マニュアルの整備と見直しのポイント ・CSA(セルフチェックリスト)の有効活用 5.海外子会社の内部監査を効果的に実施するための手続例の紹介 ・重点を置くべき内部統制評価エリアとは? ・重点エリアごとに検討すべき内部監査手続の紹介 ・海外子会社の内部監査実施時の留意点 ※ 内容は一部変更になる場合がございますので、予めご了承くださいますようお願いいたします。 |
講師プロフィール | 京都大学経済学部経済学科卒業後、公認会計士試験2次試験に合格し、青山監査法人(当時)入所。主として監査部門において公開企業の法定監査をはじめ、株式公開支援業務、業務基幹システム導入コンサルティング業務、内部統制構築支援業務(国内/国外)等のコンサルティング業務に従事。みすず監査法人、有限責任監査法人トーマツを経て、溝口公認会計士事務所を開設。 現在は、管理会計(月次決算体制、原価計算制度等)、株式公開、内部統制、企業評価等に関するコンサルティング業務を中心に活動している。 <主な資格等>公認会計士、日本証券アナリスト協会検定会員、公認内部監査人 |
対象 | 内部監査、内部統制のご担当者 |
会場 | 関西本部 大阪市西区靭本町1-8-4 大阪科学技術センタービル |
会場地図 | 会場地図はこちらをクリック |
会場電話番号 | 06-6443-6962 |
会場FAX番号 | 06-6441-4319 |
問合せ先 | 企画研修G |
担当者 | 佐々木 |
sasakia@noma.or.jp | |
パンフレット(PDF) | パンフレットはこちらをクリック |