セミナー詳細

セミナー名 【行政管理講座】
小規模非木造家屋の評価演習
開催日時 令和2年7月16日(木)13:00〜17:00
令和2年7月17日(金) 9:30〜16:00
講師 小川正己税理士事務所
税理士 小川 正己 氏
会員参加料(税込) 31,900円
一般参加料(税込) 35,200円
ねらい  さて、各市町村にとって、固定資産税は市町村の財政を支える大切な税目です。
公正、公平な課税を行うことはもちろんのこと、説明責任を果たすことによって納税者の理解と納得と信頼を得る必要があります。特に近年、納税者からは「地域間での評価の不均衡」や「不透明な課税算定プロセス」等が納税者には理解しにくいものになっているとの指摘があります。
評価担当者は現場において誤りを生む原因について多種多様なものがあり、評価の難しさを感じているのではないでしょうか。納税者に対してどのように説明するのかという責任をもって取り組むことが納税者からの最低限の理解と信頼を得ることにつながります。
そこで今回、市町村の家屋評価担当者が実務上最も評価件数が多いと想定される、小規模な非木造家屋(居宅)、店舗(コンビニ)の評価計算を実際に図面等から算出し手計算による 評価方法を学んでいただく標記講座を開催いたします。 また、令和3年度は評価替えです。固定資産課税台帳に登録された価格によって起こりうる「審査申出」についても解説いたします。
プログラム内容 T.主体構造部等の解説
 1.主体構造部
  (1)鉄骨造
  (2)屋根構造
  (3)床構造
 2.基礎工事
  (1)総掘り
  (2)布掘り
  (3)壺掘り
  (4)地中梁
  ※床構造との関係
 3.外周壁骨組
   気泡コンクリート板
 4.間仕切骨組
  (1)本壁・帳壁
  (2)補正方法
 5.外部仕上げ
  (1)仕上げ材・加算項目(吹き付け・ペイント)
  (2)補正方法
 6.内部仕上げ 
  (1)仕上げ材・加算項目(吹き付け・ペイント)
  (2)補正方法
 7.床仕上げ
 8.天井仕上げ
 9.屋根仕上げ
  (1)陸屋根
  (2)勾配屋根
 10.建具 
 11.塗装・吹付等の加算項目について
   ※標準評点数の算出方法

U.建築設備の解説
 1.電気設備
  (1)電灯コンセント配線設備
  (2)照明設備
  (3)インターホン設備 ・ドアホン
  (4)その他
 2.衛生設備
  (1)給水設備
  (2)排水設備
  (3)衛生器具設備
  (4)ユニット設備
  (5)ガス設備
 3.空調設備
  (1)個別空調方式・ビルトイン方式
  (2)床暖房
  (3)換気設備
   ※設備図により動力配線及び空調設備の解説
 5.その他設備工事

V.その他
 1.仮設工事
 2.その他工事

W.審査申出について

X.評価計算演習
1.居宅:設計図書より拾い出しをして評価計算をします
2.コンビニ:設計図書により拾い出しをして評価計算をします
講師プロフィール 小川正己税理士事務所 税理士 小川 正己 氏

2005年東京都退職。
同年小川正己税理士事務所開設。


講師からのメッセージ
小規模家屋だからといって“侮るなかれ”です。思ったより難しく評価の基礎知識が必要な物件です。居宅の評価計算する際の基礎工事一つをとっても、地中梁で鉄筋コンクリート基礎の施工による評点付設・木造家屋と同等の建築設備の評点付設等、安易に評価計算できません。
また、チェーン店である店舗の評価計算は、「各市町村間の評価の適正・均衡を確保するために算定される額・・・」という趣旨が評価基準の中で定められているように原理原則をおろそかにしない評価計算が求められています。
対象 ◆地方自治体の固定資産税課、税務課、課税課、県 (市) 税事務所等において固定資産 (家屋) の課税・評価事務に従事する職員の方々
◆定員:25名
備考 ※必ずご持参ください
@ 電卓
A H30単位当たり標準評点数の積算基礎(固定資産税務研究会編・(一財)地方財務協会刊)
B H30固定資産(家屋)評価基準・再建築費評点基準表(固定資産税務研究会編・(一財)地方財務協会刊)
C 三角スケール
会場 関西本部
大阪市西区靭本町1−8−4大阪科学技術センタービル
会場地図 会場地図はこちらをクリック
会場電話番号 06-6443-6962
会場FAX番号 06-6441-4319
問合せ先 企画研修G
担当者
E-Mail yu-hara@noma.or.jp
パンフレット(PDF) パンフレットはこちらをクリック
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