セミナー詳細

セミナー名 地震・自然災害に対する新たな危機管理行動計画策定の必要性とポイント
開催日時 2020年3月3日(火)10:00〜17:00
講師 プリンシプルコンサルティングBCP研究所
所長  林田 朋之 氏
会員参加料(税込) 33,000円
一般参加料(税込) 38,500円
ねらい 〜〜事例紹介と演習を通して実践的な策定・運用実務を解説〜〜

 地球温暖化を原因とするスーパー台風の日本本土上陸、大雨が長時間続く線状降水帯の出現多発など、スーパーコンピュータやAIによる天気予報でさえ予測不能な局所的かつ集中的、連続的な自然災害とともに、震度6弱を超える巨大地震が日本の至る所で発生するなど、地震を含む自然災害は、今後も企業活動に大きな影響を与えることに疑いの余地はありません。
 しかし、通常企業や組織が、事業継続計画(BCP)として対応する震災に対し、台風や大雪などの自然災害は、天気予報による予測が可能なため、BCP的な対応計画を策定している企業はほとんどありません。被害が発生しても都度リアクション的に対応するしかなく、対応の拙さによっては大きな損害を被る結果を招いています。また、物流停止による事業活動への影響、労務問題も絡んだ有事における働き方も重要な検討要素となっています。悪化する一方の自然環境・背景にも拘わらず、予測不能なのに即時的な判断・対応を求められる状況に企業や組織は充分な解を見いだせないでいるのも事実です。
 本講座では、今後もその規模や被害の甚大さを増していく地震や自然災害のリスクと企業活動への影響を、もう一度見直し、本質的な自然災害のリスク対応とは何か、その対応策に何が必要か、危機管理の視点を考え直す機会として、解説および演習を通じ、実践的に学んでいただきます。
プログラム内容 1. 近年の地震・自然災害の特徴
1.1 巨大地震の特徴
- 近年の地震活動の特徴
- 上町断層型地震
- 断層型地震の被災パターン
- 南海トラフ地震を知る
- 南海トラフ地震のシナリオと被災想定
- 南海トラフ地震の被災パターン
- 揺れ易さのチェックは重要
- 液状化が企業に与える影響
- 長周期地震動と長周期パルス

1.2 自然災害の特徴
- 地球温暖化がもたらす自然災害とは
- 集中豪雨がもたらす被害の特徴
- 大雪がもたらす被害の特徴
- スーパー台風とその影響
- 天気予報は被害を予測しない
- 自然災害に脆弱な都市機能と企業活動
- 近未来の自然災害とその影響
- その他、脅威となる自然災害

2. 地震・自然災害における企業の危機管理
2.1 巨大地震の危機管理と BCP
- リスクマネジメントと危機管理
- 一般的な企業のリスク項目分類(外部環境)における震災
- 一般的な企業のリスク項目分類(内部環境)における震災
- 巨大震災時の被害と(BCP)復旧イメージ
- 地震が企業リソースにもたらす影響
- 企業・組織が行う震災対策の意味
- 企業の地震対応・危機管理対策
- 企業・組織が実施すべき"最小限"の震災対策
- 危機管理と BCP の違い
- 震災 BCP の本質と構築の進め方
- 広報(情報発信)の重要性

2.2 自然災害の危機管理と BCP
- 一般的な企業のリスク項目分類(外部環境)における自然災害
- 一般的な企業のリスク項目分類(内部環境)における自然災害
- 危機管理対象としての自然災害 BCP の捉え方
- 企業の自然災害対応・危機管理対策
- 自然災害の被害と(BCP)復旧イメージ
- 自然災害が企業リソースにもたらす影響
- 企業・組織が行う自然災害対策の意味
- 自然災害において BCP を構築するということとは
- 自然災害有事の行動フロー(例)
- 天気予報と各警報レベルの捉え方
- 予測の精度と誤差の許容
- 交通機関の動きと BCP 発動タイミング
- 顧客・取引先との調整と契約
- 広報と情報発信

2.3 物流・サプライチェーンリスクマネジメント
- 物流・サプライチェーンリスクとその影響
- 物流・サプライチェーンリスクへの対応とは
《演習1:自然災害BCPと部門の対応》
 ※ 自然災害が発生する前後の企業の各部門が果たす役割について行動表を作成して頂きます。

3. BCP対応策
3.1 地震のBCP対応策
- 事業継続マネジメントシステム(BCMS)
- BCP 構築の流れ(一般例)
- 企業は、BCP によって、どのように評価されるのか
- 企業被災シナリオのカスタマイズ
- 企業内の被災を予め設定する
- 初動 72 時間の危機管理(先ずは初動!)
- 通信(手段)の確保
- 電源の確保
- 備蓄品の考え方
- 備蓄品の配備計画(予算化含む)を立てる
- 備蓄品の配備で留意すべきこと
- 帰宅困難者対応、帰宅者対応
- 帰宅者の定義("帰す"ことが出来るのか?)
- 企業内 SNS (災害ポータルサイト)のすすめ
- 地震 BCP と安全配慮義務違反に関する考察
- 対策本部担当者および役員のメンタルケア

3.2 BCPドキュメント構成

3.3 対策本部の機能と役割
- 対策本部の機能・役割ごとの考え方
- 対策本部「事務局」の役割
- 対策本部の情報管理
- 各組織ブロックに必要な情報装備(例)
- 情報装備ネットワークとクラウド利用
- 本社以外の対策本部の設置場所を検討する
- 対策本部の機能別班構成(例)
- 対策本部の設置(設え)構成例

3.4 震災対策本部の訓練について
- 防災訓練と対策本部訓練の違い
- 対策本部における掲出情報(例)
- BCP 訓練の意図と安全配慮
- 第一次 BCP 訓練の要領(案)
- 訓練進行イメージ
- 対策本部訓練の実施環境例
- 対策本部シミュレーション訓練
- 役員向けワークショップ訓練
- BCP と訓練のレベルアップ

3.5 自然災害のBCP訓練

3.6 IT-BCPを考える

3.7 災害時のメンタルケア

3.8 事業影響度分析(BIA)

《演習2:事業影響度分析とBCP対応方針策定》
 ※ 仮想企業の事業影響度分析と BCP 方針を作成し発表して頂きます。
4. 業種別地震・自然災害マネジメント
・ 製造業/物流業/商社/流通業/小売業/金融業/不動産業

5. 地震・自然災害における労務管理と会社法
6. これからのBCP運用と課題
講師プロフィール 北海道大学大学院修了後、富士通株式会社入社、その後米シスコシステム入社。
金融、製造など大企業の大規模・国際ネットワーク、国立大学等のキャンパスネットワーク、自治体ネット、キャリアのネットワークなどのネットワーク構築技術支援およびプロジェクトマネジメントを担当。その後、独立し、大企業、中堅企業の危機管理、震災および新型インフルエンザのBCP(Business Continuity Plan: 事業継続計画)、IT、情報セキュリティ、クラウド・リスクマネジメントなどのコンサルティング業務を実施。
情報処理推進機構によるITスキル標準レベル6として、CIO/ CRO/ CSO代行業務。また、BCP講師としてNHKニュースにも出演。
【雑誌記事投稿】
日経コミュニケーション・日経BP、学会発表、シンポジウム発表など多数。
会場 関西本部
大阪市西区靭本町1-8-4 大阪科学技術センタービル
会場地図 会場地図はこちらをクリック
会場電話番号 06-6443-6962
会場FAX番号 06-6441-4319
問合せ先 企画研修G
担当者
E-Mail yu-hara@noma.or.jp
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