セミナー詳細

セミナー名 ライセンス契約の基本とリスク回避のポイント
開催日時 2020年2月26日(水)10:00〜17:00
講師 弁護士法人大江橋法律事務所 パートナー
弁護士/ニューヨーク州弁護士 河野 良介 氏
会員参加料(税込) 33,000円
一般参加料(税込) 38,500円
ねらい  知的財産権のライセンスは、経営戦略の根幹に関わる問題であり、ライセンサー側であれライセンシー側であれ、企業が積極的に事業展開していく上で極めて重要な選択肢となっています。しかし、十分な知識を持たずに漫然と契約交渉に臨んでは、結果的に自社に不利な契約内容を飲むことになりかねません。
 また、グローバル展開企業において、知的財産権のグループ企業内での活用は重要な戦略となりますが、グループ会社間の知財ライセンスを巡っては、移転価格税制の適用を含めた様々な税務上のリスクに対応する必要があります。
  本セミナーでは、ライセンスについて基本事項から学んでいただき、ライセンス契約書の個別条項を起案する際の重要ポイントを理解していただきます。その上で、ライセンス契約におけるリスク回避のポイントや、交渉上の留意点を法務・税務の両面から解説いたします。
プログラム内容 1.ライセンスの基本事項(意義・種類・類型等)
 (1)ライセンス契約を締結する法的意義
 (2)ライセンスの種類
 (3)ライセンスの対象
 (4)ライセンスの範囲
 (5)ライセンス契約の各種類型とそれぞれの留意点

2.ライセンス契約における個別条項の検討
 (1)ライセンス契約の構成
 (2)ライセンスの付与
 (3)ライセンスの対価
 (4)ライセンサーの義務
 (5)ライセンシーの義務
 (6)契約期間と契約終了原因
 (7)準拠法と紛争解決条項
 (8)一般条項

3.ライセンス契約を巡る重要論点
 (1)ライセンス交渉時の留意点
 (2)ライセンス契約と独占禁止法
 (3)民法改正がライセンス実務に与える影響
 (4)海外企業とのライセンス契約における留意点
 (5)ライセンス契約を巡る重要裁判例の紹介

4.国際ライセンスにおける税務上の諸論点
 (1)源泉徴収に関する基本事項
 (2)子会社とのライセンス契約を巡る論点(移転価格税制等)
 (3)税務上の論点を踏まえた文書作成上の留意点(契約条項等)
 (4)国際ライセンスを巡る重要租税裁判例等の紹介
講師プロフィール 弁護士法人大江橋法律事務所 パートナー
弁護士/ニューヨーク州弁護士 河野 良介 氏


 弁護士法人大江橋法律事務所パートナー。日本およびニューヨーク州弁護士。京都大学法学部(2000年)、ニューヨーク大学ロースクール(2006年)卒業。Weil, Gotshal & Manges LLP(New York)勤務(2006年〜2007年)。大阪弁護士会国際委員会副委員長。
 主な取扱い分野は租税法・国際租税法、M& A、国内外の紛争解決、国際取引、事業再生、一般企業法務。大阪国税局調査第一部(国際調査課・調査審理課)に任期付職員として勤務した経験(2009年〜2011年)を生かし、弁護士業務復帰後は、@当局との間の税務紛争案件(税務調査対応、不服申立て、税務訴訟)、AM&A、事業再編、国際取引(ライセンス契約等)といった分野における法務と税務を融合した付加価値の高いサービスの提供に力を入れている。
会場 関西本部
大阪市西区靭本町1-8-4 大阪科学技術センタービル
会場地図 会場地図はこちらをクリック
会場電話番号 06-6443-6962
会場FAX番号 06-6441-4319
問合せ先 企画研修G
担当者 田中
E-Mail y-tanaka@noma.or.jp
パンフレット(PDF) パンフレットはこちらをクリック
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