セミナー詳細

セミナー名 わかりやすいリース取引の会計実務と税務
開催日時 2019年11月26日(火)10:00〜17:00
講師 公認会計士 岡本 匡央 氏
会員参加料(税込) 33,000円
一般参加料(税込) 38,500円
ねらい 〜〜取引の分類から実際の処理実務まで、借手側に必要な知識を体系的に解説〜〜

 企業の経理実務において浸透している「リース取引に関する会計基準」ですが、その仕組みは一般に難解と言われることが多く、リース取引の会計処理に苦手意識をお持ちの担当者は少なくありません。また、対応する税務についても、その処理にあたっては会計との差異が存在するため、実務ではわかりにくいルールが多く存在します。しかしながら、リース取引をめぐる会計と税務は、取引の種類と各々の処理を正しく整理して理解できれば、決して複雑なものではありません。
 本セミナーでは、リース取引の種類や特質などの基礎的事項を整理してご理解いただきます。そのうえで、リース取引の借手側の会計処理と税務について、実務上の留意点を踏まえた設例演習を交えながら具体的に解説いたします。
プログラム内容 T.リース取引の基礎
 1.リース取引とは
 2.リース取引のメリット・デメリット
 3.リース取引と他の調達手段との違い
 4.リース料の構造
 −リース取引の会計・税務を学ぶ前に、「そもそもリース取引とは何か」や「会社はなぜリース取引を
  行うのか」などの基本的な前提知識を整理いたします。これにより、リース取引の会計・税務の全体
  像が格段に理解しやすくなります。


U.リース取引に関する会計基準の概要
 1.リース取引の分類(ファイナンス・リース取引とオペレーティング・リース取引)
 2.ファイナンス・リース取引の会計処理と表示(借手側)
 3.セール・アンド・リースバック取引(借手側)
 4.リース取引に関する注記
 −前項の内容を踏まえて、具体的に「なぜ、このような会計処理になるのか」という原理・原則につい
  て、会計基準に定められた基本的な考え方を押さえながら解説いたします。担当者の多くが実務で悩
  む点・忘れがちな点などを、この項で体系的に整理し、ご理解いただきます。


V.リース会計に関する税務の概要
 1.税務上のリース取引とその分類
 2.リース取引の分類方法(所有権移転リース取引、所有権移転外リース取引、金融取引)
 3.リース取引の法人税上の取扱い(借手側)
 4.リース取引のその他税務上の取扱い(借手側)
 −リース取引に関する実務においては切っても切り離すことができない税務上の処理について、前項ま
  でに学んだ会計上の処理の内容とリンクさせて、実務上の要点をわかりやすく解説いたします。


(注)本セミナーでは、リース取引の理解及び現行のリース会計基準と税務についての理解に力点を置くた
  め、国際財務報告基準(IFRS)16号「リース」に関する解説は予定しておりません。
講師プロフィール 2003年大阪大学経済学部を卒業。中央青山監査法人(後のみすず監査法人)、有限責任監査法人トーマツにおいて、多岐にわたる業種、グローバル企業から中小企業までの会計監査・財務調査・内部統制構築支援等の業務に従事。2012年岡本公認会計士事務所を開設。現在は、ネクサス監査法人のパートナーを務めるほか、連結財務諸表作成支援、経営アドバイザリー、事業再生支援、株式価値評価、原価計算構築支援等の各種業務を行っている。また、公認会計士試験予備校での受験指導にも定評がある。
備考 ※演習を行いますので、電卓をご持参ください。
会場 関西本部
大阪市西区靭本町1-8-4 大阪科学技術センタービル
会場地図 会場地図はこちらをクリック
会場電話番号 06-6443-6962
会場FAX番号 06-6441-4319
問合せ先 企画研修G
担当者 佐々木
E-Mail sasakia@noma.or.jp
パンフレット(PDF) パンフレットはこちらをクリック
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