セミナー詳細

セミナー名 KAM導入を見据えた
「会計上の見積り」の処理実務と見直しのポイント
開催日時 2019年8月22日(木)10:00〜16:00
講師 公認会計士・税理士 岡田 健司 氏
会員参加料(税込) 32,400円
一般参加料(税込) 37,800円
ねらい 〜〜「監査上の主要な検討事項」をめぐる動向と求められる実務対応〜〜

 2018年公表の改訂監査基準に基づき、2021年3月期からの監査報告書には「監査上の主要な検討事項(通称KAM)」の記載が求められることになりました。今後、財務諸表監査において会計監査人が重要と判断したリスクや論点が、監査役等との協議を経てKAMとして選定・記載されます。KAMへの選定が予想される監査上の論点は複数ありますが、特に可能性が高いと見込まれる項目に「会計上の見積り」があります。「会計上の見積り」を伴う経理処理には、準拠すべき会計基準や留意点が多数あるものの、実際には対応が不十分なケースも多く、根拠不足や判断誤りによる財務諸表の虚偽表示につながるリスクが潜んでいます。
 本セミナーでは、今後のKAM導入に伴う監査対応を念頭に、「会計上の見積り」に着目した経理処理の留意点と、管理上のポイントについて解説いたします。
プログラム内容 1.監査基準の改訂と近時の監査報告書に関連した動向
 (1) 2018年度監査基準の改訂の内容
 (2)「監査上の主要な検討事項(KAM)」の内容と近時の動向
 (3) KAMに関する海外の事例と日本公認会計士協会試行の内容
 (4) KAMと会計上の見積りの関係性

2.監査を取り巻く環境の変化と「会計上の見積り」の監査の手法
 (1) 監査のさらなる厳格化と監査実務に与える影響
 (2) 公認会計士が監査を行ううえで重点的に確認する事項
 (3) 監査基準委員会報告書540「会計上の見積り」の構成とその内容
 (4) 会計上の見積りに関する監査の視点と監査の手法

3.「会計上の見積り」が必要となる項目別・処理実務の留意点と監査上の論点
 (1) 棚卸資産の評価、工事損失引当金
 (2) 貸倒引当金
 (3) 固定資産の減損会計
 (4) 繰延税金資産の回収可能性
 (5) 時価のない有価証券(子会社株式を含む)の評価
 (6) 賞与引当金
 (7) 製品保証引当金
 (8) 資産除去債務
 (9) 工事進行基準
 (10) 今後適用される収益認識基準に関連した論点
   (変動対価、一定の期間にわたり充足される履行義務等)
 (11) 連結上ののれんの評価
 (12) その他の項目
 (13) 会計上の見積りと関連する将来計画の策定上のポイント
講師プロフィール 平成13年神戸大学法学部卒業。民間企業の勤務を経て、平成18年公認会計士試験合格。平成22年公認会計士登録。これまでさまざまな業種の法定監査業務、上場準備会社の上場支援業務、包括外部監査業務等に従事する。仰星監査法人や各種団体主催の各種セミナー講師、その他大手専門学校・受験予備校での公認会計士講座講師(監査論)も務める。現在、仰星監査法人大阪事務所シニアマネージャー。
対象 経理財務・IR・経営企画部門、監査役、内部監査部門の方など
会場 関西本部
大阪市西区靭本町1-8-4 大阪科学技術センタービル
会場地図 会場地図はこちらをクリック
会場電話番号 06-6443-6962
会場FAX番号 06-6441-4319
問合せ先 企画研修G
担当者 佐々木
E-Mail sasakia@noma.or.jp
パンフレット(PDF) パンフレットはこちらをクリック
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