セミナー詳細

セミナー名 【行政管理講座】
用地交渉を円滑に進めるための折衝能力向上講座
開催日時 2019年11月21日(木)13:00〜17:00
2019年11月22日(金) 9:30〜16:00
講師 大阪エンジニアリング(株)
代表取締役  中村 雄一 氏
会員参加料(税込) 31,900円
一般参加料(税込) 35,200円
ねらい  近年地域住民の行政に対する注目は高まり、地方自治体の果たすべき役割は質量ともに増大しています。公共用地取得担当者としては、公共事業の円滑な遂行の為に、用地交渉の場において住民・地権者への説得と協力を求めていかなければなりません。住民と直接ふれあう場であるため、知識はもちろんのこと、ほかの業務に比べて特にコミュニケーション能力・折衝能力が重要となります。
 そこで、用地交渉を円滑に進めるために求められる折衝能力の向上を目的として、標記講座を開催いたします。
プログラム内容 T.用地事務を取り巻く情勢
 ・「権利者意識の高揚」と「価値観の多様化」にいかに対処するか
 ・「情報の開示請求」と「個人情報の保護」にいかに対処するか
 ・「任意取得」と「強制収用」

U.用地交渉の準備と進め方
 1.準備における基本的な留意点
  (1)約束の時間には絶対遅れない
  (2)服装について〜4つのチェックポイント
 2.進め方の基本
  (1)玄関での基本的事項〜入り方・チャイムの鳴らし方
  (2)客間での基本的事項〜座り方・話しの糸口のつかみ方
  (3)第一印象について〜初回の訪問で大切なこと
  (4)若い職員の方へ〜上司との同行時にすべきこと
  (5)上下を脱ぐこと
  (6)信頼関係の構築

V.用地交渉における対人折衝能力の向上
 1.交渉の計画を立てる
  (1)事前準備〜事前に必ず収集すべき情報
  (2)用地交渉の段階
  (3)事業に対する反対者〜反対者の思考分類と対応
 2.納得に繋げる手法・話法(人間関係づくり)
  (1)聞き上手になる〜聞くことの重要性とその効果
  (2)相手方をほめる〜本題に入る前にすべきこと
  (3)相手方の自己重要感を満たす
  (4)説得のタイミング〜説得・説明のポイント
  (5)使ってはならない言葉〜使ってはならない言葉と注意しなければならない言葉
  (6)話し合いの雰囲気
  (7)声の大きさ
  (8)間の取り方
  (9)否定すべきこと
  (10)期待感を持たせない
  (11)挨拶と人間関係〜電話・書面・直接拝眉について
 3.補償の算定と提示
  (1)損失補償の法的な位置づけ
  (2)用対連基準
  (3)事業損失補償について
  (4)補償額の提示〜提示の前に必要なこと

W.円満解決のためのコミュニケーションマインド
  (1)人間関係を活性化するコミュニケーション能力
  (2)立場の違いを乗り越えるには
  (3)高い価値観と低い価値観
  (4)左脳と右脳
  (5)仁・義・礼・智・信の5徳
  (6)事務処理能力を伸ばす
  (7)問題解決能力を伸ばす
  (8)感性を磨く

X.事例から考える用地交渉のケーススタディ(実践演習)
  (1)庇のみ支障する、大規模工場の移転補償
  (2)愛の交渉
  (3)志の交渉
  (4)河川改修中に発生した事業損失
  (5)製麺工場の移転補償
  (6)その他

講師プロフィール 【講師紹介】大阪エンジニアリング(株)代表取締役  中村 雄一 氏
昭和 59 年 早稲田大学 理工学部 土木工学科 卒業
昭和 61 年 早稲田大学大学院 理工学研究科 建設工学専攻 都市計画部門 修了
昭和 61 年 森ビル鞄社
民間再開発業務(都市計画、交通計画、開発行為、不動産登記、不動産取引等)に従事
昭和 63 年 大阪エンジニアリング鞄社。企画室長、副社長を経て、平成 9 年代表取締役に就任し現在に至る
<資 格> ・不動産鑑定士(第 6637) ・一級建築士(第-229337-号) ・測量士(第H1-2409 号) ・宅地建物取引主任者(東京 13-97131)
・補償業務管理士(土地調査、土地評価、物件、事業損失、営業補償・特殊補償、機械工作物、補償関連、総合補償の全 8 部門)
<著 書> 「円満解決」のための補償交渉 (前会長中村清臣との共著)
<その他> ・創業者で前会長である故中村清臣の遺志を受け、用地職員のための研修講師として全国で活躍
対象 自治体の用地・区画整理ほか担当部署の方
備考 講師の著書「円満解決のための補償交渉(増補版)」をテキストとして進呈いたします。
会場 関西本部
大阪市西区靭本町1−8−4大阪科学技術センタービル
会場地図 会場地図はこちらをクリック
会場電話番号 06-6443-6962
会場FAX番号 06-6441-4319
問合せ先 企画研修G
担当者
E-Mail yu-hara@noma.or.jp
パンフレット(PDF) パンフレットはこちらをクリック
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