セミナー詳細

セミナー名 【行政管理講座】
社会福祉法人における指導監査の実務
開催日時 2020年2月6日(木)13:00〜17:00
2020年2月7日(金) 9:30〜16:00
講師 谷野会計事務所 税理士 谷野 芳枝 氏
会員参加料(税込) 31,900円
一般参加料(税込) 35,200円
ねらい  社会福祉法人に対する指導監査は、適正な法人運営と健全な経営の確保を図るために、法人が自主的に改善に取り組むことができるよう指導を行うことが重要とされています。いわゆるローカルルールを是正するために、監査事項を明確化した「指導監査ガイドライン」が制定されていますが、より適正な指導監査が行われるよう随時見直しが行われている上、指導監査の重点事項の決定や、文書指摘・口頭指摘の選択にあたっての不適切性の軽重の判断など、実務担当者自身が決定しなければならないことは多岐にわたります。
 本講座では、まず社会福祉法人の運営実務や会計の基礎知識を学んでいただきます。そのうえで、ガイドラインに即した指導監査をより効率的に行えるよう、これまでの指摘事例等を検討しながら、実務にあたって確認すべきポイントを解説いたします。
プログラム内容 1.社会福祉法人の運営実務
 (1)定款
 (2)法人の機関(評議員・理事・監事・会計監査人・評議員会・理事会)
 (3)適正かつ公正な支出管理
 (4)地域における公益的な取り組み
 (5)社会福祉充実残額

2. 社会福祉法人会計基準の基礎知識
 (1)会計基準の概要
 (2)計算書類の見方
 (3)経理規程
 (4)社会福祉法人特有の会計処理
 (5)就労支援事業の会計

3. 指導監査ガイドラインのポイント解説
 (1)文書指摘事例から読み解くガイドラインの内容
 (2)一般監査の周期等の見直しによる重点化
 (3)指導監査事項の省略と会計専門家の活用
 (4)指導監査の結果および改善状況の報告

4. 情報公開資料から読み解く法人の経営状況
 (1)開示される資料の種類
 (2)簡単な経営分析

5. 不祥事事例から学ぶ指導監査の盲点
 (1)議事録
  ・理事会、評議員会が開催されず、議事録だけが作成されている
 (2)監事監査
  ・監事の監査が形だけで終わっている
 (3)契約
  ・役員の関連会社等との不透明な業務委託契約がある
  ・契約の手続きが経理規程に則って行われていない
 (4)内部牽制体制
  ・会計責任者、出納職員等による法人の預金の横領・着服
 (5)財務会計
  ・資金繰り悪化により多額の借入金が発生している
  ・入所者・利用者の預り金の着服
  ・使途不明金、資金流用、不正貸付がある
講師プロフィール 谷野会計事務所 税理士 谷野 芳枝 氏

 平成9年税理士試験合格。平成10年4月に谷野芳枝税理士事務所開業。開業当初より、社会福祉法人、社会福祉協議会、NPO法人などの非営利法人の会計・税務を専門とし、経営指導にあたる。
 また、TKC全国会社会福祉法人経営研究会の研修委員として全国で研修講師を務める。奈良県監査担当者研修や福祉会計セミナー講師を務める。
[公職等]奈良県医療・福祉に関する調査委員会委員、奈良県幼保連携型認定こども園審議会委員、奈良県NPO法人条例指定制度検討委員会委員、TKC全国会社会福祉法人経営研究会幹事・近畿エリア統括リーダー、など
[執筆]2017年「会計人のための はじめての社会福祉法人 第2版」TKC出版
対象 地方自治体のご担当者
持参物 当日は電卓をご持参ください。
会場 関西本部
大阪市西区靭本町1−8−4大阪科学技術センタービル
会場地図 会場地図はこちらをクリック
会場電話番号 06-6443-6962
会場FAX番号 06-6441-4319
問合せ先 企画研修G
担当者 田中
E-Mail y-tanaka@noma.or.jp
パンフレット(PDF) パンフレットはこちらをクリック
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