セミナー名 |
貿易実務担当者のための 輸出入実務と通関知識の基本 |
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開催日時 | 2020年2月21日(金)9:30〜16:30 |
講師 | 国際法務株式会社 代表取締役 大阪市立大学 商学部講師 司法書士・行政書士 中矢 一虎 氏 |
会員参加料(税込) | 33,000円 |
一般参加料(税込) | 38,500円 |
ねらい | 貿易業務の担当者として実務に携わる上では、輸出入に関する制度や必要書類の知識だけでなく、通関業務に関する知識も必要となってきます。通関の仕組みを理解することで、リードタイムの短縮や、減免税制度の活用等に役立てることができ、日々の業務を円滑に行うことができます。 本講座では、まず貿易業務担当者として必須の輸出入における貿易書類の作成や輸出入契約書、コスト計算の方法等の基礎的な内容をご理解いただきます。その上で、貿易実務に関わる日本の通関システムや関税に関わる制度を、演習を交えながらわかりやすく解説いたします。 1日間で貿易業務に関わる基本的な知識を網羅できる内容となっておりますので、この機会に関係各位の積極的なご参加をおすすめ申しあげます。 |
プログラム内容 | T.輸出と輸入の基本実務 1.貿易取引交渉 海外取引と交渉の基礎 (1)海外取引(輸出)のポイントを知る (2)貿易の流れをつかむ (3)契約交渉の基本五条件 2.貿易書類 (1)船積書類 (2)インボイス (3)梱包明細書(パッキングリストを作成する) (4)原産地証明書 (5)保険証券 (6)船荷証券 (7)輸出申告情報 3.輸出 (1)輸出業務の重要ポイント (2)輸出コスト計算 4.輸入 (1)輸入業務の重要ポイント (2)輸入コスト計算 U.外国の自由貿易協定 1.ASEAN経済協同体域内の自由貿易協定 2.中国とASEAN経済協同体との間の自由貿易協定 (ACFTA:ASEAN CHINA Free Trade Agreement) (1)ACFTA概況 (2)ACFTAの仲介貿易と移動証明書(Movement Certificate) V.新しい日本の通関システムとATAカルネ(通関手帳) 1.AEO(Authorized Economic Operator)制度 (1)認定通関業者 (2)特定保税運送制度 (3)輸出申告の特例:特定輸出者と特定委託輸出者 (4)輸入申告の特例:特例輸入者と特例委託輸入者 2.輸出入申告官署の自由化 3.通関業務料金規定の廃止 4.NACCS(輸出入・港湾関連情報処理システム) 5.ATAカルネ(通関手帳) (1)ATA条約とATA特例法 (2)ATAカルネの構成 (3)ATAカルネによる輸出入 (4)ATAカルネによる物品・貨物 (5)再輸出期間 (6)外国における輸入税の徴収 W.輸入通関における課税標準(価格)と関税 1.課税標準とは何か 2.課税価格の基本計算と税金(関税・消費税) (1)課税価格の原則的決定方法 (2)輸入関税・消費税計算に関する具体例の検討 [事例演習] X.日本の関税に関する減免税・戻し税の制度 1.免税制度 (1)無条件免税 (2)特定用途免税 (3)外交官用貨物等の免税 (4)再輸出免税 2.戻し税制度 (1)販売受託品等の売れ残り品に関する再輸出戻し税 (2)契約違反品等の返送等による戻し税 Y.輸出取引免税制度 (消費税等) |
講師プロフィール | 国際法務株式会社 代表取締役 大阪市立大学 商学部講師 司法書士・行政書士 中矢 一虎 氏 神戸大学法学部卒業後、住友商事株式会社に入社。パリやロンドン駐在時には、主に化学品の貿易取引に携わる。今日まで、欧米・中国・アジア・アフリカ・中東など世界80カ国以上を国際取引にて歴訪した経験を持つ。現在、中矢一虎法務事務所の代表を務め、国際契約書の相談や作成を行う司法書士及び行政書士であり、日本貿易振興機構(ジェトロ)貿易実務オンライン講座「英文契約編」の監修も行った。大阪市立大学商学部講師、各種団体が主催する講演会・研修会の講師としても幅広く活躍している。 【著書】「貿易実務の基本と三国間貿易完全解説」(中央経済社)他多数。 |
会場 | 関西本部 大阪市西区靭本町1-8-4 大阪科学技術センタービル |
会場地図 | 会場地図はこちらをクリック |
会場電話番号 | 06-6443-6962 |
会場FAX番号 | 06-6441-4319 |
問合せ先 | 企画研修G |
担当者 | 田中 |
y-tanaka@noma.or.jp | |
パンフレット(PDF) | パンフレットはこちらをクリック |