セミナー詳細

セミナー名 改正民法(債権法改正)に対応
債権管理・保全・回収の実務マスター講座
開催日時 2019年7月30日(火)10:00〜17:00
講師 弁護士法人淀屋橋・山上合同
弁護士 仲井 晃 氏
会員参加料(税込) 32,400円
一般参加料(税込) 37,800円
ねらい 〜〜日常の管理の基本から、信用不安時・緊急時の実務対応策まで〜〜

 取引先に対する売掛金などの未回収の債権には、常に回収不能となるリスクが伴います。企業が事業活動を円滑に進めるためには、各種取引に潜むリスクを未然に回避するとともに、万一の場合に備えて、損失を最小限に抑える方策を講じておく必要があります。また、債権をめぐるリスク管理の徹底は、自社のコンプライアンスの観点からも重要です。
 本講座では、契約締結時や日常の債権管理に関する基本から、取引先の信用不安時や倒産などの緊急時における債権回収策まで、必要な法律知識とその実務上の留意点をわかりやすく解説いたします。さらに2020年4月に施行が迫った改正民法による影響についても、実務上の対応ポイントを紹介いたします。
プログラム内容 1.はじめに
 (1) 債権管理の重要性
 (2) 債権管理についての民法改正の影響

2.取引開始時の実務
 (1) 契約書作成から行うリスク管理
 (2) 契約当事者について
 (3) 公正証書の作成
 (4) 債権管理にとって重要な契約条項

3.担保による債権保全
 (1) 担保とは
 (2) 物的担保の種類と活用方法
 (3) 人的担保(保証)

4.平常時の債権管理
 (1) 債務者の情報収集
 (2) 金銭債権と法定利息・遅延損害金
 (3) 債権の時効消滅とその中断

5.信用不安時・緊急時の債権管理
 (1) 請求、交渉
 (2) 内容証明による請求
 (3) 弁済を受ける方法
 (4) 相殺の活用
 (5) 担保権の実行
 (6) 債権譲渡と債権譲渡登記
 (7) 債権者代位権、債権者取消権

6.法的手段による回収
 (1) 仮差押・仮処分
 (2) 支払督促
 (3) 訴え提起前の和解
 (4) 民事調停
 (5) 訴訟
 (6) 少額訴訟について
 (7) 強制執行

7.倒産時の債権者の対応
 (1) 倒産手続の種類とそれぞれの特徴
 (2) 任意整理手続と債権者としての対応
 (3) 法的整理手続について
 (4) 法的整理手続と債権者の対応
 (5) 貸倒れの処理について

8.海外取引における債権管理
講師プロフィール 京都大学法学部卒業。2005年研修所司法修習(第59期)、2006年弁護士登録(大阪弁護士会)。弁護士法人淀屋橋・山上合同所属。神戸大学大学院兼任講師。大企業から中小企業まで、広く国内及び国外(中国・アジア関係)の紛争解決業務、会社法関連業務、契約関係業務等を担当し、また、一般企業や団体から個人の法律相談業務も多く行っている。2010年から2012年にかけて中国、台湾、香港の現地法律事務所で勤務・研修を行い、2013年より現事務所に復帰。
(著書・論文)
『最新事業再編の理論・実務と論点』(民事法研究会(共著))、『倒産・事業再編の法律相談』(青林書院(共著))等。論文『中国民商法の理論と実務』『中国における外国仲裁判断の承認・執行の事例研究』(JCAジャーナル)、『中国案例百選』(国際商事法務)等寄稿多数。
対象 ●総務部門・経理部門・営業部門の方々
●債権回収担当の方々
会場 関西本部
大阪市西区靭本町1-8-4 大阪科学技術センタービル
会場地図 会場地図はこちらをクリック
会場電話番号 06-6443-6962
会場FAX番号 06-6441-4319
問合せ先 企画研修G
担当者 佐々木
E-Mail sasakia@noma.or.jp
パンフレット(PDF) パンフレットはこちらをクリック
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