セミナー詳細

セミナー名 海外子会社の内部統制の整備・運用と監査のポイント
開催日時 2019年7月23日(火)10:00〜16:00
講師 公認会計士・公認内部監査人
溝口 聖規
会員参加料(税込) 32,400円
一般参加料(税込) 37,800円
ねらい 〜〜具体的事例から学ぶ課題と内部監査上の対応策を解説〜〜

 既に多くの企業がグローバルに事業を展開しているなか、海外子会社に端を発する不正・不祥事は近時においても後を絶ちません。海外子会社に対する効果的な内部統制の整備と運用は喫緊の課題ですが、地理的・時間的制約などもあり、形式的な対応に留まってしまっているのが現状ではないでしょうか。海外子会社における不正・不祥事の兆候を早期に発見するためには、形式的な制度対応を超えて、現地の実態に即した実効性あるルールを構築し、運用していくことが重要です。
 本セミナーでは、
 (T)ケーススタディを通して内部統制の現状を確認し、なぜ海外子会社の内部統制が重要かを
    ご理解いただきます。
 (U)講師のコンサルティング経験をもとに、内部統制の整備・運用ポイントについて具体例を
    まじえて解説いたします。
プログラム内容 T 海外子会社の内部統制の現状と課題 〜『開示すべき重要な不備』の事例と影響〜
 1.内部統制監査(J−SOX)の現状
  ・『内部統制の不備』の発生状況
  ・『開示すべき重要な不備』の発生要因

 2.海外子会社発の『開示すべき重要な不備』の事例
  ・事案の概要、要因、対策等(最新事例紹介)
  ・ケーススタディのまとめ

 3.海外子会社の内部統制の重要性
  ・財務指標、株価へのインパクト
  ・シナジーの創出
  ・グループレベルでの人材育成・登用 ほか

 4.海外子会社の内部統制の整備・運用は何が難しいのか
  ・文化、価値観の面
  ・法律の面
  ・コミュニケーションの面 ほか

U 海外子会社の内部統制の整備・運用のすすめ方 〜J-SOXの有効活用と内部監査のポイント〜
 1.J−SOX対応で不正は防止できるか
  ・“J−SOXは無用の長物”という意見は本当か
  ・よくある間違った対応(本当に必要な内部統制とは)
  ・J−SOXの有効活用のポイント
   @趣旨、目的を明確に          A手段に焦点を当てていないか
   Bグループレベルとローカルレベルの区分

 2.拠点別の内部統制の整備・運用のポイント
  ・欧州、米国の場合
  ・新興国の場合

 3.海外子会社の内部監査体制のポイント
  ・組織体制について
  ・人材について
  ・時間、予算について

 4.内部監査ツールの整備のポイント
  ・内部監査マニュアルの整備
  ・チェックリストの活用

 5.内部監査実施上のポイント
  ・内部監査マニュアル例の紹介
  ・海外子会社の内部監査実施の際の留意点

※ 内容は一部変更になる場合がございますので、予めご了承くださいますようお願いいたします。
講師プロフィール 京都大学経済学部経済学科卒業後、公認会計士試験2次試験に合格し、青山監査法人(当時)入所。主として監査部門において公開企業の法定監査をはじめ、株式公開支援業務、業務基幹システム導入コンサルティング業務、内部統制構築支援業務(国内/国外)等のコンサルティング業務に従事。みすず監査法人、有限責任監査法人トーマツを経て、溝口公認会計士事務所を開設。
現在は、管理会計(月次決算体制、原価計算制度等)、株式公開、内部統制、企業評価等に関するコンサルティング業務を中心に活動している。
<主な資格等>公認会計士、日本証券アナリスト協会検定会員、公認内部監査人
対象 内部監査、内部統制のご担当者
会場 関西本部
大阪市西区靭本町1-8-4 大阪科学技術センタービル
会場地図 会場地図はこちらをクリック
会場電話番号 06-6443-6962
会場FAX番号 06-6441-4319
問合せ先 企画研修G
担当者 佐々木
E-Mail sasakia@noma.or.jp
パンフレット(PDF) パンフレットはこちらをクリック
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