セミナー詳細

セミナー名 【行政管理講座】
自治体契約をめぐる法律上の諸問題と対策
開催日時 2019年8月20日(火)13:00〜17:00
2019年8月21日(水) 9:30〜16:00
講師 自治体法務研究所 
代表  江原 勲 氏
会員参加料(税込) 31,320円
一般参加料(税込) 34,560円
ねらい 〜〜契約形態が多様化する中、自治体契約に係る法律知識は必須事項となっています〜〜

 地方公共団体は物品購入契約・建設工事請負契約・業務委託契約など、さまざまな契約を締結しており、担当者の方々には契約に関する複雑多岐な法律の知識とその理解が求められます。また、総合評価方式やプロポーザル方式といった契約形態が主流になりつつある現在、透明性・公正性を確保しながら、良質かつ安価な調達をした上で、地域経済の活性化を図っていくための工夫も必要とされています。
 そこで今回、地方公共団体の契約業務における手続きをめぐって法律上発生しうる様々な問題について、具体例や判例などを示しながら、わかりやすく解説する標記講座を開催いたします。
プログラム内容 第1 自治体契約の問題点
 1 自治体の契約の特色
  (1) 経済性の原則 (2) 自治体契約と強行規定
  (3) 信託契約
 2 契約の自由の原則の修正
 3 財政民主主義

第2 自治体契約の締結にかかる問題
 1 契約当事者
 2 契約締結権者(自治体の契約機関)
 3 自治体の契約締結の相手方

第3 自治体の契約の方式
 1 一般競争入札
  (1) 意義と問題点        (2) 参加者の資格
  (3) 制限つき競争入札と地域要件 (4) 一般競争入札の公告
  (5) 競争入札と入札保証金    (6) 予定価格 ほか
 2 指名競争入札
  (1) 意義と問題点        (2) 指名競争入札の要件
  (3) 指名競争入札の問題点と改善
 3 随意契約
  (1) 意義と問題点         (2) 要件
  (3) 随意契約の要件        (4) 随意契約の再検討
  (5) コンペ方式とプロポーザル方式 
 4 せり売り

第4 契約制度運用上の課題と背景
 1 契約書とその作成上の問題
 2 多様な入札・契約方式の活用
 3 仕様書作成の検討
 4 長期継続契約とリース契約

第5 契約の履行の確保と解除
 1 契約保証金の性格
 2 監督と検査
 3 危険負担
 4 売買契約の瑕疵担保責任
 5 請負契約の瑕疵担保
 6 契約の解除に関する問題 ほか

第6 工事請負契約の問題点
 1 工事請負契約の特色
 2 公共工事請負契約約款
 3 公共工事の入札及び契約の適正化に関する法律(入札適正化法)
 4 入札談合等関与行為の排除及び防止策並びに職員による入札等の公正を害すべき行為等の処罰に関す
  る法律(官製談合法)
 5 公共工事の品質確保の促進に関する法律
 6 談合等の発生とその対処

第7 業務委託契約の問題点
 1 行政事務の業務委託の意義
 2 業務委託の範囲と契約
 3 業務委託のメリットとされる理由
 4 業務委託に対する監視・統制
 5 PFIをめぐる諸問題
講師プロフィール 昭和39年中央大学法学部卒業。同年東京都に入庁する。東京都総務局法務部で、主査、課長補佐、副参事として、通算22年間、行政訴訟、民事訴訟等を担当。また、東京都職員研修所等の講師として活躍する一方、雑誌、単行本、実務全集等の執筆も手がける。
主要著書「自治体契約の実務」(ぎょうせい)。
対象 地方自治体の総務課、管財課、契約課、その他法務関連部門を中心に、
財政課、監査委員事務局、契約事務に関連する現業部門の方々など
会場 関西本部
大阪市西区靭本町1−8−4大阪科学技術センタービル
会場地図 会場地図はこちらをクリック
会場電話番号 06-6443-6962
会場FAX番号 06-6441-4319
問合せ先 企画研修G
担当者 佐々木
E-Mail sasakia@noma.or.jp
パンフレット(PDF) パンフレットはこちらをクリック
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