セミナー詳細
| セミナー名 |
【行政管理講座】 政務活動費の適正な支出と活用法 |
|---|---|
| 開催日時 | 2019年8月9日(金)10:00～16:00 |
| 講師 | 議会事務局研究会 共同代表 三重県地方自治研究センター 上席研究員 髙沖 秀宣 氏 |
| 会員参加料（税込) | 19,440円 |
| 一般参加料（税込) | 21,600円 |
| ねらい | ～その使途の適正化、透明性向上のポイントを解説～ 昨今は政務活動費の運用実態に対して世間やマスコミから批判や疑惑の目が向けられるようになりました。しかしながら、政務活動費の本来的役割からすれば、議会の政策形成機能の拡大に活かされるべきであり、その使途の適正化や透明性の向上が望まれます。 本講座では、政務活動費制度の概要と現状・課題を整理し、今後の活用のあり方や制度上の改善点について学んでいただきます。各地の最近の事例をまじえながら具体的に解説いたしますので、この機会に関係各位の積極的なご参加をおすすめいたします。 |
| プログラム内容 | １．政務活動費とは何か？ （１）「第二の報酬」といわれるのはなぜか？ （２）「調査研究その他の活動に資するため」の意味 （３）政務調査費と政務活動費の対象経費 ２．政務調査費の法的性質 （１）贈与の法的性質 （２）法的な対価関係と使途の制限 ３．政務調査費から政務活動費へ （１）地方自治法改正の経緯 （２）政務調査費と政務活動費の異同 （３）政務活動費への転換による議会・議員活動の拡大 ・「その他の活動」の意義と具体的範囲 等 ４．政務活動費公布条例・規程の制定 （１）議会3 団体の「条例」の例 （２）独自基準の策定 （３）具体的な問題点の例示 ・「猫の飼育法」等を記した書類は資料として扱えるか？ ・秘書業務の委託費として支出している費用は人件費か？ ５．政務調査費に関する判例 ～判例による事例検討 （１） 会議費…会場費、飲料代、菓子代、弁当代、酒食代 （２）ＰＣ、カメラ、液晶プロジェクタ等の耐久消費財 （３）大学等の学費 （４）花等の装飾代 等 ６．政務活動費の現状と課題 （１）団体別支給額・支給状況 （２）課題 ～後払い方式、効果判定、情報公開の徹底 ７．政務活動費の見える化 ～使途の透明性の確保 （１）領収書の公開 ～インターネット、窓口等それぞれの現状と効果 （２）領収書の添付義務の強化 ８．政務活動費と政策立案 ９．不適切な支出項目 （１）旅費（交通費・宿泊費）関係 （２）飲食費（昼食・夕食） （３）茶菓代 （４）新聞購読料 （５）人件費 （６）事務所費 10．今後の政務活動費のあり方 （１）法制度（条例）上の改善点 ・交付対象、交付額の見直し ・議長の調査権の実効性確保 ・収支報告書の添付書類の見直し等 （２）新聞報道による政務活動費チェック 疑問視されかねない支出例
・外車（高級車）のリース代・事務所の雪下ろし代 ・コンサート入場券 ・大量のパソコン･関連機器代 等 政務調査費に関する判例の態様
・研修、視察費・土産代 ・払込手数料 ・事務所費 ・人件費 ・携帯電話代 ・自動車関連 （ガソリン代、高速代、保険料 等） 等 |
| 講師プロフィール | 議会事務局研究会共同代表／三重県地方自治研究センター上席研究員 （元）三重県議会事務局次長 髙沖 秀宣 氏 京都大学法学部卒業後、三重県庁に入庁。議会事務局では、政務調査課長、企画法務課長、総務課長、次長を歴任。平成18年には都道府県初の三重県議会基本条例の策定事務を担当。平成26年1月、議会事務局研究会共同代表。平成26年4月、三重県地方自治研究センター上席研究員。 日本自治学会、自治体学会所属。著書に（単著）「『二元代表制』に惹かれて」（公人の友社 2013年）、（編著）「先進事例でよくわかる 議会事務局はここまでできる！！」（学陽書房 2016年）、「自治体議会改革講義」（東京法令出版 2018年）がある。 |
| 会場 | 関西本部 大阪市西区靭本町１－８－４ 大阪科学技術センタービル |
| 会場地図 | 会場地図はこちらをクリック |
| 会場電話番号 | 06-6443-6962 |
| 会場FAX番号 | 06-6441-4319 |
| 問合せ先 | 企画研修G |
| 担当者 | 佐々木 |
| sasakia@noma.or.jp | |
| パンフレット(PDF) | パンフレットはこちらをクリック |
