セミナー詳細

セミナー名 【行政管理講座】
財産調査と差押手続きの基礎実務
開催日時 2020年1月28日(火)13:00〜17:00
2020年1月29日(水) 9:30〜16:00
講師 元)大阪国税局特別国税徴収官 山下 栄 氏
会員参加料(税込) 31,900円
一般参加料(税込) 35,200円
ねらい  昨今、どの自治体においても財政状態に余力があるところは少ないのではないでしょうか。そうした中で、財源となる税収確保に力を入れることは自然な流れと言えます。また、税の公平・公正の観点からも滞納者を極力減らすことが重要であることも言うまでもありません。
 本講座では、滞納者に対する財産調査や差押えの方法についてわかりやすく解説いたします。差押の実務においては不動産や債権(給料、銀行預金、仮想通貨等)、第三債務者のある無体財産権などについて具体的に解説いたします。
プログラム内容 1地方税の優先の原則

2財産調査の目的及び権限

3守秘義務と滞納処分

4個人情報保護法との関係

5質問検査権

6財産調査実務
(1)部内調査
(2)官公署調査
(3)面接(折衝)による聴き取り調査
  @折衝要領(財産把握の核心は、納付折衝にある)

7差押実務
(1)差押えの対象となる財産
(2)差押財産の選択
(3)徴収法上の財産区分
(4)差押えの共通事項
(5)差押えの一般的効力

8不動産の差押え
(1)差押手続
(2)差押えの効力
(3)滞調法の適用がある場合
(4)相続不動産に対する滞納処分
(5)参加差押えをした執行機関による換価執行制度について

9債権の差押え
(1)債権差押手続
  @債権差押通知書の送達
  A債権の特定
  B差し押さえる債権の範囲
  C債権差押の効力
  D債権譲渡と第三者対抗要件(債権譲渡特例による登記制度など)
(2)給料、賞与、退職金の調査と差押え
(3)年金の調査と差押え
(4)銀行預金の調査と差押え
  @銀行調査、差押要領
  A銀行預金の調査、差押えに係る諸問題
(5)生命保険の調査と差押え
(6)敷金の調査と差押え
(7)小規模企業共済契約に基づく解約手当金の調査と差押え
(8)中小企業倒産防止共済の積立金の調査と差押え
(9)宅地建物取引業者の弁済業務保証金分担金の調査と差押え
(10)社会保険診療報酬の調査と差押え
(11)売掛金の差押え
(12)貸付金の差押え
(13)仮想通貨(暗号資産)の差押え
  @仮想通貨の概要
  A仮想通貨の定義
  B仮想通貨取引所の仕組み
  C仮想通貨の差押え

10第三債務者のある無体財産権の調査と差押え
(1)株式(振替社債等)の調査と差押え

11知的所有権の調査と差押え

12FX取引等その他の財産の調査と差押え

13財産差押えの実践
  事例に基づき、債権及び美術品などについて、調査確認すべき事項を検討し、
  模擬差押手続きを行います。

14.第二次納税義務について

15.詐害行為取消権について

16.仮登記担保権が設定された不動産の処分について
講師プロフィール 元)大阪国税局特別国税徴収官 山下 栄 氏

1967 年 大阪国税局入庁
1988 年 大阪国税局 徴収部 特別整理総括第二課 審理主査
1994 年 大阪国税局 徴収部 特別整理総括第二課 総括主査
1997年 大阪国税局 徴収部 統括国税徴収官付  総括主査
2007年 神戸税務署 特別国税徴収官
2008年 退職
その後、地方自治体において徴収職員の指導、処理困難事案の相談、不動産公売の指導や職員の研修指導を行う。
会場 関西本部
大阪市西区靭本町1−8−4大阪科学技術センタービル
会場地図 会場地図はこちらをクリック
会場電話番号 06-6443-6962
会場FAX番号 06-6441-4319
問合せ先 企画研修G
担当者 重藤
E-Mail sigefuji@noma.or.jp
パンフレット(PDF) パンフレットはこちらをクリック
戻る