セミナー詳細

セミナー名 【行政管理講座】
地方税相続における滞納処分と納税義務の承継の実務
開催日時 2019年12月5日(木)13:00〜17:00
2019年12月6日(金) 9:30〜16:00
講師 元)大阪国税局特別国税徴収官 山下 栄 氏
会員参加料(税込) 31,900円
一般参加料(税込) 35,200円
ねらい  さて昨今、地方税の相続をめぐるトラブルが急増しています。現場で対応する各担当者の方々は、納税義務の承継や相続放棄、死亡者課税など様々な問題に日頃から頭を悩ませているのではないでしょうか。
 本講座では、相続制度(民法相続)の概要を解説した上で、相続にかかわる滞納処分の方法や相続による納税の承継における取扱い等について、実務上のポイントをわかりやすく解説いたします。また、相続滞納事案に関する諸問題についてグループワークを交えながら指導いたします。
プログラム内容 1.相続制度の概要(民法相続)
(1)相続人の範囲と法定相続分
(2)指定相続分
(3)遺言
   @遺言の方式
   A遺言の効力の発生時期
(4)遺贈
   @特定遺贈と包括遺贈
(5)遺留分
   @遺留分権利者と減殺請求

2.相続の開始と滞納処分
(1)差押財産の選択
(2)相続人に対する滞納処分
(3)相続財産に対する滞納処分
   @不動産
   A銀行預金
   B死亡生命保険金
(4)相続人が相続放棄した場合
   @相続人の一部の者が相続放棄した場合
   A相続人全員が相続放棄した場合
(5)限定承認と滞納処分
(6)遺産分割と滞納処分
   @遺産分割前に行った差押えの効力

3.相続による納税義務の承継
(1)相続人調査
   @家族等相続人と推定される者からの聴取
   A市町村役場、家庭裁判所における調査
(2)戸籍について(戸籍の調査方法)
(3)納税義務の承継範囲
   @課されるべき市徴収金
   A納付、納入すべき市徴収金
(4)納税義務の承継手続
(5)納税義務の承継割合
   @指定相続がある場合
   A遺産分割があった場合
   B限定承認があった場合
   C相続人が不存在の場合
(6)連帯納税義務と納付責任

4.相続滞納事案に係る諸問題
(1)相続財産管理人の選任
(2)事例検討
   ・固定資産税滞納に係る相続事案の処理
   (相続放棄がされた固定資産税の滞納処分について、事例に基づいてグループ討議を
    していただきます。)
講師プロフィール 元)大阪国税局特別国税徴収官 山下 栄 氏

1967 年 大阪国税局入庁
1988 年 大阪国税局 徴収部 特別整理総括第二課 審理主査
1994 年 大阪国税局 徴収部 特別整理総括第二課 総括主査
1997年 大阪国税局 徴収部 統括国税徴収官付  総括主査
2007年 神戸税務署 特別国税徴収官
2008年 退職
その後、地方自治体において徴収職員の指導、処理困難事案の相談、不動産公売の指導や職員の研修指導を行う。
対象 地方自治体のご担当者
会場 関西本部
大阪市西区靭本町1−8−4大阪科学技術センタービル
会場地図 会場地図はこちらをクリック
会場電話番号 06-6443-6962
会場FAX番号 06-6441-4319
問合せ先 企画研修G
担当者 重藤
E-Mail sigefuji@noma.or.jp
パンフレット(PDF) パンフレットはこちらをクリック
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