セミナー名 |
【行政管理講座】 滞納整理における納付折衝の実務 |
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開催日時 | 2019年8月20日(火)13:00〜17:00 2019年8月21日(水) 9:30〜16:00 |
講師 | 元)大阪国税局特別国税徴収官 山下 栄 氏 |
会員参加料(税込) | 31,320円 |
一般参加料(税込) | 34,560円 |
ねらい | 地方自治体において自主財源を確保する上で、地方税や国民健康保険料、介護保険料等の徴収率の向上が大切であり、また滞納者を発生させない、減らしていく取り組みも重要となります。滞納整理をする上では、滞納者との納付折衝によるところが大きく、徴収職員としての姿勢や能力向上が求められます。 そこで本講座では、滞納整理事務の進め方の基本、徴収職員としての心構え、基本姿勢や財産の差押について事例を交えて解説いたします。また、納付折衝における交渉力の向上を図るために折衝事例の紹介やグループ討議を交えながら指導いたします。 |
プログラム内容 | 1.滞納整理事務の概要 (1)地方税優先の原則と自力執行権 (2)守秘義務と滞納処分 (3)質問検査権の行使と罰則 (4)財産調査 @官公署調査 A銀行調査 2.納付折衝の基本 (1)徴収職員としての自覚と徴収姿勢 @徴収姿勢、納税者の公平 A不履行時の差押通告 B分納猶予(事実上の猶予)と換価、徴収の猶予(法的猶予) C滞納者の形態別、聴取事項 ・事業所得者 ・給与所得者 ・不動産所得者 ・譲渡事案 ・相続事案 ・法人代表者 ・代理人との折衝 D苦情、暴言等への対応 ・ささいな発言をとらえて大声を出す滞納者 ・市等の行政に不満がある滞納者 ・課税に不満のある滞納者 ・この件は○○さんに任せてあると申し出る滞納者 ・延滞金をまけろと言う滞納者 ・自らこの財産を差し押さえて欲しいと申し出る滞納者 3.滞納処分執行のための地方税法等の確認事項 (1)財産差押 @差押財産の選択 A超過、無益な差押 B債権の調査、差押 C給料の差押禁止と振込預金口座の差押 (2)違法性の承継 (3)繰上徴収 (4)差押えの手続相対効 (5)差押実務における諸問題 4.交渉力の向上のポイント (1)納付折衝におけるポイント (2)折衝事例の紹介 @税金を滞納している一市民からの申し出 A税情報不開示原則 B事案の見直しによる処理方針の変更 C給料照会に回答しない場合 D給料の差押えから派生する諸問題 (3)事例検討 ※各事例について、グループ討議をしていただきます。 |
講師プロフィール | 元)大阪国税局特別国税徴収官 山下 栄 氏 1967 年 大阪国税局入庁 1988 年 大阪国税局 徴収部 特別整理総括第二課 審理主査 1994 年 大阪国税局 徴収部 特別整理総括第二課 総括主査 1997年 大阪国税局 徴収部 統括国税徴収官付 総括主査 2007年 神戸税務署 特別国税徴収官 2008年 退職 その後、地方自治体において徴収職員の指導、処理困難事案の相談、不動産公売の指導や職員の研修指導を行う。 |
対象 | 徴収部門のご担当者の方々 |
会場 | 関西本部 大阪市西区靭本町1−8−4大阪科学技術センタービル |
会場地図 | 会場地図はこちらをクリック |
会場電話番号 | 06-6443-6962 |
会場FAX番号 | 06-6441-4319 |
問合せ先 | 企画研修G |
担当者 | 重藤 |
sigefuji@noma.or.jp | |
パンフレット(PDF) | パンフレットはこちらをクリック |