セミナー詳細

セミナー名 企業IR担当者の役割と実務ポイント
〜投資家の心をつかむ、「攻め」のIRのツボを習得!〜
開催日時 平成31年2月14日(木)10:00〜16:30
講師 J-Eurus IR 株式会社 代表取締役 岩田 宜子 氏
株式会社 ココノッツ 取締役会長 君島 邦雄 氏
会員参加料(税込) 32,400円
一般参加料(税込) 39,960円
他参加料 早割・複割について【最大4,320円割引】

・早割(早期申込割引)お申込みされた講座のうち、開催日がお申込み日より2ヵ月以上先の
 講座について参加料を1講座1名あたり2,160円(税込)割引させていただきます。
・複割(複数申込割引)複数名のお申込みで、
 参加料を1名あたり2,160円(税込)割引いたします。
 (ただし、同時にお申込みの場合に限ります。)

ねらい  企業と資本市場、ステークホルダーをつなぐコミュニケーションツールとして、またコーポレートガバナンス・コード施行への対応など、IR(Investor Relations)は近年ますます企業経営における重要性を増しつつあります。
 金融商品取引法や取引所規則にもとづく制度上のディスクロージャーと異なり、IR では開示する情報の種類や時期などが企業の自主性に任されているという特徴があります。すなわち、自らの企業イメージを高め、投資家と良好な関係を構築してスムーズな資金調達に結びつけるという、戦略的意図を持ったマーケティングの一環であるといえます。企業の実務担当者もこの点を念頭に置き、明確なターゲットと目標を設定した上で実効性の高いIR を行っていく必要があります。
 本セミナーでは、投資家の心をつかみ、企業の成長に資する「攻め」のIR を実現するため、担当者が知っておくべき実務知識を基本からわかりやすく解説いたします。また、スチュワードシップ・コード、さらに、コーポレートガバナンス・コードに関しても取り上げてまいります。この機会に、関係各位多数のご参加をお勧め申し上げます。
プログラム内容 1:IR (Investor Relations) とは何か
  〜戦略的な企業価値向上のツールである〜

 (1)IRとは何か
 (2)経営との関係
 (3)「情報を出す」だけでは意味がない
 (4)各ステークホルダーとの関係

2:何を開示するのか
 (1)経営戦略・ビジョン(トップのメッセージ)
 (2)決算報告
 (3)有価証券報告書
 (4)各種財務データ
 (5)株式・債券に関わる情報
 (6)コーポレート・ガバナンスと
 (7)ESGに関する情報発信
 (8)その他

3:実務上のポイントと留意点
 (1)情報収集(社内・社外)
 (2)資料作成
 (3)投資家への説明
 (4)投資家との関係構築
 (5)メディア対応

4:主要なターゲットとそれぞれの特性
  〜「何を知りたいのか」「どこを見ているのか」を把握する〜

 (1)個人投資家
 (2)国内機関投資家
 (3)海外機関投資家
 (4)株主判明調査
 (5)証券アナリスト(セルサイド・アナリスト)
 (6)記者(メディア)

5:様々な場面におけるIRと戦略
 (1)会社説明会
 (2)決算説明会
 (3)その他IRミーティング
 (4)個別面談による説明
 (5)海外での説明会
 (6)株主総会
 (7)インターネット開示
 (8)プレスリリース(メディア発表)

6:PRとIRについて〜実務の経験から〜
  【対談】株式会社ココノッツ 取締役会長
      (元)テルモ株式会社 広報・IR室長 君島 邦雄 氏

7:隣接部門との連携が不可欠
 (1)広報部門
 (2)財務部門
 (3)総務部門
 (4)法務・コンプライアンス部門
 (5)その他

8:IRをめぐる最近のトピック
 (1)コーポレートガバナンス・コードとは
 (2)非財務情報の開示と統合報告の導入
 (3)取締役会評価の実際
    (形式重視から実効性重視のガバナンスへ)

9:これからのIRに求められる役割
 (1)IRは「攻め」の「マーケティング」である
 (2)MifID II 下における海外IR・SR活動
 (3)経営トップとの意思疎通がカギ!
 (4)投資家と経営トップをつなぐ橋渡しになる

10:質疑応答

※最新の動向・情報を織り込むため、プログラムを一部変更させていただく
 場合がございます。
講師プロフィール J-Eurus IR(ジェイ・ユーラス・アイアール)株式会社
代表取締役 岩田 宜子(いわた・よしこ) 氏

慶応義塾大学経済学部卒。米系銀行の東京支店にて、外国為替、融資、ALM 分析、リスク管理計画など多岐にわたる業務を経験。1992年よりIR 業界でのキャリアを開始。米国IR コンサルティング会社、テクニメトリックス(現:トムソン・ファイナンシャル・インベスター・リレーションズ)の日本・韓国担当シニア・ディレクターを経て、日系初のグローバル・IR ・ガバナンスコンサルティング会社、J-Eurus IR を設立。日本に軸足を置 いた本格的なIR・ガバナンス コンサルティングビジネスを展開。顧客企業の個別ニーズにあったテーラーメード型IR ガバナンスプログラムを策定、プロクシーファイト(ただし、発行企業先のみ)を含め日本企業を支援している。
2016年、京都大学にて博士号(経済学)取得、日本IR 学会理事。
【著書】
2014年12月、「スチュワードシップ・コードとコーポレートガバナンス・コード〜日本企業への影響とIR活動〜」(同友館)を代表執筆。
2015年11月、「コーポレートガバナンス・コードの IR 対応」(中央経済社)を執筆。 『 ファンドマネージメント大全 〜資産運用会社の経営と実務〜』(共著、同友館 2013年12月)、『なるほど投資講座』シリーズ「企業統治開示の最新事情」 全4回執筆(日経新聞 2011年8月)、『目からうろこ』シリーズ「企業統治開示の新潮流」全8回執筆(日経新聞 2010年8月)、『機関投資家対応 IR・株主総会マニュアル』(共著、中央経済社 2007年)、『初めて公開に携わる人の株式公開実務ガイド』(共著、中央経済社 2003年)、『投資家・アナリストの共感をよぶIR』(共著、東洋経済新報社 2001年)、『新世紀マネージメント- 市場に真摯なIR、情報開示ポリシー作りの3原則』(日経ビジネス 2000年)
その他、「アメリカ最新事情に見る総会の役割」(『週刊東洋経済』2000.6.10/6.17 号)、日本インベスター・リレーションズ協会による刊行誌に「パワーアップする日本の経営陣」、「西暦2000年のIR」、「IT 時代を意識する米国」、東証マザーズメールマガジンにて「IR 基礎編」など、IR 関連の記事を数多く執筆。
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株式会社 ココノッツ
取締役会長 君島 邦雄(きみしま・くにお) 氏

外資系製薬会社でコピーライターとして医療用医薬品のマーケティングを経験。その後、テルモ株式会社で広報部門を立ち上げ、広報室長として広報やIR の充実に注力。PR、IR、社内広報の各領域で経験と実績を積む。また、日本医療機器産業連合会広報委員長、日本医療器材工業会広報委員長、日本製薬協広報委員等を歴任。2008 年株式会社ココノッツを設立、代表取締役。2018年取締役会長。
日本広報学会、日本インベスター・リレーションズ学会会員
【著書】「社会との良好な関係を築く 広報の基本」産業編集センター刊 ほか
対象 IR部門の担当者を中心に、総務・法務部門、
広報部門、経理・財務部門など関連部門の方々
会場 一般社団法人日本経営協会 東京本部
東京都渋谷区千駄ヶ谷3-11-8
会場地図 会場地図はこちらをクリック
会場電話番号 03-3403-1972
会場FAX番号 03-3403-8417
問合せ先 企画研修グループ
担当者 内田 貴子
E-Mail uchida@noma.or.jp
パンフレット(PDF) パンフレットはこちらをクリック
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