セミナー詳細

セミナー名 【行政管理講座】
道路管理の基本と諸問題(瑕疵・賠償責任等)
への対応実務
開催日時 2019年2月12日(火)13:00〜17:00
2019年2月13日(水)10:00〜16:00
講師 自治体債権研究会 代表
楠井法律事務所 弁護士・博士(医学)
楠井 嘉行 氏


楠井法律事務所 弁護士
田中 友康 氏
会員参加料(税込) 31,320円
一般参加料(税込) 34,560円
ねらい 道路は極めて高い公共性を持つことより、その維持管理は自治体における重要な業務の
一つとなっております。特に瑕疵・賠償責任をめぐる問題は、複雑多岐に渡ります。
本講座では、道路管理に関する法律の要点をはじめ、維持管理・瑕疵等の諸問題への対応実務や、
事故・トラブルの未然防止策について、豊富な例をもとにわかりやすく解説いたします。
プログラム内容 T 道路管理者について
1. 道路管理者とは
2. 道路管理者の責務と権限
3. 各道路(指定区間内国道・指定区間外国道・都道府県道・市町村道)の管理者間の関係


U 道路管理をめぐる法と実務
1. 道路管理の内容
2. 道路管理権とその範囲

  重複路線、境界道路、兼用工作物
3. 管理の代行と委任
4. 道路の維持・修繕

  「維持・修繕」の基準について
  「瑕疵」の意義
5. 里道等法定外公共物の管理
6. 承認工事
7. 禁止行為、沿道制限
8. 通行の禁止制限
9. 道路の占用と占用物件
10. 占用の許可と許可基準、占用手続
11. 監督処分と代執行
  行政代執行の流れと手続
  簡易代執行について
12.その他
  損害保険会社との連携
  道路パトロールのあり方
  和解時の留意点


◆道路の設置瑕疵に関する自治体の賠償責任
 ・国家賠償法の構成
 ・法律間の適用の優先順位
 ・公務員の不法行為と賠償責任(代位責任説)
 ・公の営造物の設置管理の瑕疵と賠償責任(危険責任主義)
 ・道路管理瑕疵による賠償事例の特徴

V 道路管理をめぐる諸問題対応の事例解説
 ・道路陥没による車体損傷によって、自治体が責任を負うケース
   @現場確認前に事故が起こった場合
   A現場確認後、注意喚起を行ったにもかかわらず事故が起こった場合
   B注意喚起はどの程度が適切とみなされるか?

 ・駅前ロータリーを横断しようとした歩行者が車道のくぼみで転倒した事例

 ・格子状の金属蓋上で自転車がスリップして転倒した事例

 ・グレーチングのはねあげ事例

 ・バリケードを乗り越えて工事区間に侵入した歩行者が穴に転倒した事例

 ・農業用水の有蓋部を走行していた自転車が方向転換時に道路外に滑落した事例

 ・道路上に張り出した街路樹と貨物車両が接触した事例

 ・街路樹が腐食していて倒れた事例

 ・民家からはみ出した障害物に接触して自動車がパンクした事例

 ・街路灯のない道路で走行中の自動二輪車がバリケードに衝突した事例

 ・台風による道路の陥没事例

 ・道路内に動物が侵入した事例(エゾシカ、キツネ)
講師プロフィール ※PDFファイルをご参照ください
対象 自治体職員
会場 日本経営協会 中部本部
名古屋市東区東桜1-13-3 NHK名古屋放送センタービル10F
会場地図 会場地図はこちらをクリック
会場電話番号 052-957-4172
会場FAX番号 052-952-7418
問合せ先 企画研修グループ
担当者 江尻 あゆみ
電話番号 052-957-4172
FAX番号 052-952-7418
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