セミナー詳細

セミナー名 (初級)徴収率向上のための交渉スキルアップ講座
〜基本知識と重点ポイントをもとに、ロールプレイングで実践力を身につける!〜
開催日時 平成30年7月2日(月)13:00〜17:00
平成30年7月3日(火)10:00〜16:00
講師 世田谷区 財務部 納税課
特別整理担当係長 谷  晴雄
会員参加料(税込) 31,320円
一般参加料(税込) 34,560円
ねらい  財政状況が厳しい昨今、租税や保険料の滞納と長期累積が深刻な問題となっております。少数精鋭化が進む徴収の現場では、知識や経験を部門全体で蓄積・共有・継承していくための組織体制も整っておらず、貴重なノウハウが途絶えてしまった結果、実務に支障を来すケースは多々見受けられます。
 滞納発生の要因や滞納者のタイプも複雑化しており、旧来のマニュアルに則った対応だけでは、徴収率を上げることがもはや困難な状況となっております。
 本セミナーでは、実務上の課題発見・交渉スキル向上・ならびに他団体との情報交換を目的として、グループ演習とロールプレイングを通じ、徴収現場における交渉のポイントを実践的に修得いただきます。

【講師からのコメント】
滞納整理の最終・最大の目標は、滞納を無くし、滞納者を納期内納付者に変えることです。そのため、滞納整理とは「終わりを意識する」ことから始まります。

それでは、「滞納整理の終わり」とは何か?それは完納完結か執行停止の二つしかありません。したがって、滞納整理の仕事は“いかに滞納者から納税資金を捻出させ徴収に結びつけるか、また、いかに執行停止に導くか、結局のところ一部停止をどのように行うか”が問われています。
プログラム内容 〜1日目〜
1.滞納整理とは
 (1)税における定義
 (2)滞納整理とは

2.滞納整理事務の全体イメージ
 (1)公債権の場合
 (2)私債権の場合

3.徴収吏員とは

4.税における滞納整理事務の一般的な流れ
 (1)督促
 (2)催告
 (3)納税交渉
 (4)財産調査
 (5)滞納処分−差押、交付要求と参加差押、捜索、換価(取立・公売)
           滞納処分の執行停止と停止調書の書き方

5.徴収吏員の心構え
 (1)交渉の意義と目的
 (2)交渉の留意事項
 (3)事前準備

6.徴収職員に求められる交渉術とは
 (1)交渉の要領
 (2)交渉の進め方
 (3)交渉の場面ごとの注意点(窓口・電話・臨戸)

7.滞納者へのアプローチの仕方
 (1)交渉時に求められる態度
 (2)交渉後の行動
 (3)苦情等への対応

〜2日目〜
8.ロールプレイング
 (1)電話応対スキルアップ クレーム対応含む
   ・苦情対応時の具体的な答え方など
 (2)窓口応対スキルアップ クレーム対応含む
   ・苦情対応時の具体的な答え方など

9.情報交換及び徴収困難な案件についてのグループワーク
 ※徴収困難な案件について、講師が10題程度出題します。
  個別案件の論点をグループ毎に分析・整理し、代表者が発表します。
   ・グループワーク
   ・発表
   ・講評

10.質疑応答

講師プロフィール 世田谷区 財務部 納税課
特別整理担当係長 谷  晴雄

世田谷区役所に入所後、生活保護のケースワーカー、課税課(住民税の賦課部門)、外国人登録係、教育委員会施設課を経験する。平成16年4月より、東京都主税局徴収部機動整理課特別整理係に2年間在籍した後、世田谷区の保険料収納課(国保料の徴収部門)に戻り、平成21年4月より、現在の納税課特別整理担当(滞納本税500万円超の高額・困難案件処理、捜索・公売担当)に至る。担当の係長として、在籍3年間で当初案件数を半減させ、5年間で四分の一以下まで削減を図る。平成24年6月、主税局の要請を受け、「個人住民税徴収対策会議・作業部会」の座長に就任し、翌25年2月の報告書の提言取りまとめを行う。また、平成25年11月に主税局主催「オール東京納税コンベンション」の場で、「徴収業務の効率化の取組と人材育成」をテーマに講演を行った。
対象 地方自治体の税務課・徴収課・債権管理(回収)課・地方税機構などで
滞納整理の実務に携わるマネージャー(および一般職員)

※本講座は地方自治体職員ならびに議員のみを対象としております。
会場 日本経営協会専用セミナールーム
東京都渋谷区千駄ヶ谷3−11−8 (セミナー受付は3階です)
会場地図 会場地図はこちらをクリック
問合せ先 公務研修グループ
担当者 中川 大和(ひろかず)
E-Mail tks-mousikomi@noma.or.jp
電話番号 03-3403-1891
FAX番号 03-3403-1130
パンフレット(PDF) パンフレットはこちらをクリック
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