セミナー詳細

セミナー名 【行政管理講座】
道路管理の基本と諸問題(瑕疵・賠償責任等)
への対応実務
開催日時 2018年7月5日(木)13:00〜17:00
2018年7月6日(金)10:00〜16:00
講師 自治体債権研究会 代表
楠井法律事務所 弁護士・博士(医学)
楠井 嘉行 氏


楠井法律事務所 弁護士
田中 友康 氏
会員参加料(税込) 31,320円
一般参加料(税込) 34,560円
ねらい 道路は極めて高い公共性を持つことより、その維持管理は自治体における重要な業務の
一つとなっております。特に瑕疵・賠償責任をめぐる問題は、複雑多岐に渡ります。
本講座では、道路管理に関する法律の要点をはじめ、維持管理・瑕疵等の諸問題への対応実務や、
事故・トラブルの未然防止策について、豊富な例をもとにわかりやすく解説いたします。
プログラム内容 T 道路管理者について
1. 道路管理者とは
2. 道路管理者の責務と権限
3. 各道路(指定区間内国道・指定区間外国道・都道府県道・市町村道)の管理者間の関係


U 道路管理をめぐる法と実務
1. 道路管理の内容
2. 道路管理権とその範囲

  重複路線、境界道路、兼用工作物
3. 管理の代行と委任
4. 道路の維持・修繕

  「維持・修繕」の基準について
  「瑕疵」の意義
5. 里道等法定外公共物の管理

◆道路の設置瑕疵に関する自治体の賠償責任
 ・国家賠償法の構成
 ・法律間の適用の優先順位
 ・公務員の不法行為と賠償責任(代位責任説)
 ・公の営造物の設置管理の瑕疵と賠償責任(危険責任主義)
 ・道路管理瑕疵による賠償事例の特徴

6. 承認工事
7. 禁止行為、沿道制限
8. 通行の禁止制限
9. 道路の占用と占用物件
10. 占用の許可と許可基準、占用手続
11. 監督処分と代執行
12.その他
  損害保険会社との連携
  道路パトロールのあり方
  和解時の留意点


V 道路管理をめぐる諸問題対応の事例解説
 ・道路陥没による車体損傷によって、自治体が責任を負うケース
   @現場確認前に事故が起こった場合
   A現場確認後、注意喚起を行ったにもかかわらず事故が起こった場合
   B注意喚起はどの程度が適切とみなされるか?

 ・歩道の段差(コンクリート製側溝蓋)でつまずき、傷害を負った場合の瑕疵の有無

 ・アンダーパス冠水時、通行止未処置によって発生した事故をめぐる瑕疵と過失相殺

 ・信号機故障による交通事故の責任

 ・凍結、積雪によって起きた事故の責任

 ・植樹帯に侵入した車両が、設置されたコンクリート杭に接触し損傷した事故における、
  道路の管理瑕疵

 ・動物の侵入防止対策をめぐる事故
  (動物を避けようとして発生した事故)の責任

 ・放置車両への衝突に対する管理瑕疵の有無

 ・違法放置物件に関する措置
     〜車両、自転車、看板、行為者不明の場合 等

 ・道路工事等による営業不振に対する損失補償

 ・未然防止のために大切なこと
講師プロフィール ※PDFファイルをご参照ください
対象 自治体職員
会場 日本経営協会 中部本部
名古屋市東区東桜1-13-3 NHK名古屋放送センタービル10F
会場地図 会場地図はこちらをクリック
会場電話番号 052-957-4172
会場FAX番号 052-952-7418
問合せ先 企画研修グループ
担当者 江尻 あゆみ
電話番号 052-957-4172
FAX番号 052-952-7418
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