セミナー詳細

セミナー名 会社の数字に強くなる!決算書の読み解き入門講座
開催日時 平成30年3月13日(火)10:00〜17:00
講師 一般社団法人日本管理会計教育協会 代表理事 櫻井 道裕 氏
会員参加料(税込) 32,400円
一般参加料(税込) 37,800円
ねらい 〜〜簿記知識ゼロからマスターする 決算書の本質を見抜く方法〜〜

 決算書を読むためには、簿記の知識や経理実務の経験がなければ難しいとお考えの方が多いかもしれません。しかしながら、見るべきポイントをいくつか本質的に理解することができれば、決算書を読むことは決して難しいことではありません。決算書が読めれば、自社や取引先の経営状況の把握が容易になり、ビジネスのさまざまな場面での意思決定に役立てることができます。
 本講座では、決算書の基本的なしくみを理解し、そのうえで、企業の経営状況を把握するために押さえておくべき着眼点や、初心者でもすぐに活用できる経営分析手法までを習得いただきます。具体的な演習を交えながらわかりやすく解説いたします。
プログラム内容 1.決算書はわかりにくい?
 (1) 決算書は利害関係者(ステークホールダー)のためにある
 (2) 絶対に忘れてはならない「フロー」と「ストック」
 (3) 決算書で何がどこまでわかるのか?

2.貸借対照表は誤解だらけ
 (1) 貸借対照表の初歩の初歩
  [演習]:自分の貸借対照表を作ってみよう
 (2) 運転資金を知ることは基本の基本
  [演習]:資金収支と運転資金
  ・損益と資金収支(キャッシュフロー)は何故違うのか?
  ・絶対に頭に焼き付けるべき運転資金の構造
  ・売上が増えたらお金が減る?  など
 (3) 本当の意味で支払い能力を測る指標はない?
  ・流動資産や流動負債をひとくくりに見ても意味はない!
 [演習]:好ましい流動資産の構造、好ましい流動負債の構造
 (4) 固定資産の金額表示に意味はあるのか?
  ・資産評価と換金可能性
  ・投資は危ない
 (5) 長期借入金はいくらまでなら安全か?
 (6) 純資産は資産ではない!
  ・ほとんどの人が間違っている内部留保の理解
  ・純資産が大きいほど安定性は高いが…
 (7) 役に立つ経営指標はこの5つだけ
  手元資金管理の1つ、運転資金管理の1つ、借入金管理の2つ、安定性の1つ

【グループワーク】:上場3社の貸借対照表を評価し、企業名を予想する

3.損益計算書と損益分岐点(CVP)分析
 (1) 収益、費用と原価
 (2) 売上原価の構造 〜在庫調整が粉飾になる理由〜
 (3) 販売費は2つに分けて管理する
 (4) 一般管理費も2つに分けて管理する
 (5) 営業利益と経常利益の本質的な違い
   〜本業利益?経営の成績?などというあいまいなことではなく〜
 (6) 損益分析の基本は売上高比?
  ・比率で見るべき科目と額で見るべき科目

4.キャッシュ・フロー分析はこの3つ
 (1) キャッシュ・フロー計算書は3つの区分で成り立っている
 (2) 営業キャッシュ・フローは損益と非損益でできている
  ・利益はキャッシュ・フローを増やす
  ・売掛債権の増減とキャッシュ・フロー
  ・在庫の増減とキャッシュ・フロー  など
 (3) 投資キャッシュ・フローで大切な2つのこと
  ・投資の原資としてふさわしいもの
  ・投資規模は大きすぎないか?小さすぎないか?
 (4) 財務キャッシュ・フローへの依存度評価とは
 (5) キャッシュ・フローのバランスということ

【グループワーク】:3つのケースで学ぶキャッシュ・フロー分析の要点
講師プロフィール 米国公認管理会計士(CMA)、中小企業診断士(非更新)。
1981年大学卒業後、大手海運会社に就職。1980年代初頭BASICパソコンを活用した業務効率化の責任者や管理会計の運用責任者を経て、1990年中小企業診断士を取得。その後、コンサルティング会社に転職し、経営コンサルタントに転身。1997年独立。2015年日本管理会計教育協会を設立し、管理会計検定を通じて日本のビジネス社会への管理会計の普及に尽力している。
主な著書:「社長、その数字の使い方は間違ってます! 管理会計スタッフ奮闘記」、「計数管理のプロフェッショナルに聞け!」、「業績評価制度の導入・運用のしかた」(中央経済社)、「会計モンスター」、「ミスター管理会計」、「ザ・分析マスター」(Amazon電子書籍)等。
対象 主に経理・財務部門、経営企画・総務・監査・営業・資材購買部門の他、
計数能力を身につけたいとお考えの方 など
※演習を行いますので、電卓をご持参ください。
会場 関西本部
大阪市西区靭本町1-8-4 大阪科学技術センタービル
会場地図 会場地図はこちらをクリック
会場電話番号 06-6443-6962
会場FAX番号 06-6441-4319
問合せ先 企画研修G
担当者 佐々木
E-Mail sasakia@noma.or.jp
パンフレット(PDF) パンフレットはこちらをクリック
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