セミナー名 | これからのコーポレートガバナンスと不正・不祥事対策 |
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開催日時 | 平成30年3月7日(水)10:00〜17:00 |
講師 | 日本マネジメント総合研究所合同会社 理事長 戸村 智憲 氏 (コーポレート・ガバナンス・アワード大賞選考委員長/ガバナンス・コード・オフィサー®/公認不正検査士) |
会員参加料(税込) | 32,400円 |
一般参加料(税込) | 37,800円 |
ねらい | 〜〜企業価値向上・健全化のための経営と新たな監査・内部統制の視点〜〜 依然として重大な企業不祥事が後を絶たない昨今、改めて企業のガバナンスのあり方が注目されています。売上や財務上の数値を高めるだけでは必ずしも企業価値の向上に結び付かず、経営パフォーマンス指標の高め方に問題がある場合には、高い指標ゆえに却って大きな不祥事や企業価値の毀損へと至りかねません。 本セミナーでは、まず企業統治のあり方のこれまでの経緯と本質を整理し、そのうえで、不祥事を起こさず「健全に儲け続けるための仕組み」の構築に必要な対応について解説いたします。企業価値を高め、実効性ある企業統治を実現するために、取締役・監査役はもとより、IR、経営企画、内部監査、リスク管理等の各担当部門が留意すべきポイントについて幅広く提示いたします。 |
プログラム内容 | 1.企業統治をめぐる主要論点:経営視点・監査視点・社会的規範など @ 企業統治とは?その主語は何か? A 投資家の求めるものとは? :フィナンシャルリターン、ソーシャルリターン、エモーショナルリターンなどについて B コンプライorエクスプレインの問題点:実効性向上にはコンプライ&エクスプレイン C 巨大不正にみる「死せるJ-SOX」と企業価値 D 三様監査ではない「四様監査」とその対応 E「高い倫理観」「高いコンプライアンス意識」などに共通する「3文字の原則」 F 金融庁「不正リスク対応基準」や監査法人のガバナンスコードなどで問われる監査側におけるガバナ ンス要点 等 2.会社法・金商法・上場規則のポイント解説と「統合的内部自治」による経営対策・監査対応 @ 会社法における主要ポイント(経営&監査) A 金商法における主要ポイント(経営&監査) B 上場規則における主要ポイント(経営&監査) C 取締役会の実効性評価の課題と対応 D 企業統治と内部統制の融合による「統合的内部自治」としての経営の在り方 E「ソフト・ロー的ミッション経営」の必要性 F 委員会設置会社が見据えるべき機関設計上のリスク・課題・対応 G 不祥事対策・第三者委員会の課題と対応 等 3.コーポレートガバナンス・コード(CGコード)の基本・課題・落とし穴 @ 基本原則1:株主の権利・平等性の確保 A 基本原則2:株主以外のステークホルダーとの適切な協働 B 基本原則3:適切な情報開示と透明性の確保 C 基本原則4:取締役会等の責務 D 基本原則5:株主との対話 等 4.企業価値向上に向けた社会的要請への対応と企業統治上のリスク対策 @ CGコードにも要請のあるダイバーシティ&インクルージョンによる経営対応&監査視点 A なぜダイバーシティ施策を活用するほど職場不和が加速してしまうのか? B イクボス宣言や厚労省「くるみん」認定等を得た企業が抱える企業統治上のリスク要因 C 機関投資家が突くCSR4分野10原則に沿った社会的要請・SRIへの企業の対応 (国連グローバル・コンパクトに基づき) D グローバル・コンプライアンス対応 等 5.企業健全化・レピュテーションリスク対策での課題と対応 @ 売上高という数値ではなく隠れた真実を見据えた「実効性ある売上」という物事の見方 A「越境不正」としての現場の不正が企業統治での重要問題・進退問題に波及する状況 B 企業価値を守るための最後の砦とその対応 C 危機管理広報・謝罪会見でのこれまでの常識とこれから求められる企業姿勢・社内連携 D「健全に儲け続けるための仕組み」と対応 等 質疑応答・まとめ ※ 本プログラム・指導内容等は、最新動向や状況の変化などに応じて、予告なく改訂・修正が入る可能性 があります。予めご了承くださいませ。 |
講師プロフィール | 大阪市出身。天王寺高校卒。早稲田大学卒。米国MBA修了(全米優秀大学院生を受賞)。米国博士後期課程(Ph.D)中退。 国連勤務にて、国連内部監査業務の専門官、国連戦略立案専門官リーダー、国連職員研修特命講師、国連によるCSR運動である「国連グローバル・コンパクト(UNGC)」広報業務などを担当。退官後、企業役員として監査統括、人事・総務統括、上場IT企業JFEシステムズ(株)アドバイザー、岡山大学大学院非常勤講師、経営行動科学学会理事、JA長野中央会顧問などを歴任。監査法人の代表社員をはじめ、公認会計士やコンサルタントに監査・コンプライアンス・内部統制を指導する講師としても活動。TV・ラジオ・新聞・雑誌連載などでも活躍中。日本の人気講師ランキング3位(日経産業新聞調べ)。監査ダイバーシティを指導する身として、妻と4歳の息子の育児・家事や仕事の両立を実践中。全国で年間120講演・研修に加え、経営指導、執筆活動も行う。指導先は上場最大手企業の役員指導から中堅中小企業、金融機関、医療福祉機関、農協、学校法人など幅広く担当。国際コーポレートガバナンスネットワーク(ICGN)会員。 著書33冊。代表作に、『クリエイティブ監査への道』(税務経理協会)、『企業統治の退廃と甦生』(中央経済社)など。 |
会場 | 関西本部 大阪市西区靭本町1-8-4 大阪科学技術センタービル |
会場地図 | 会場地図はこちらをクリック |
会場電話番号 | 06-6443-6962 |
会場FAX番号 | 06-6441-4319 |
問合せ先 | 企画研修G |
担当者 | 佐々木 |
sasakia@noma.or.jp | |
パンフレット(PDF) | パンフレットはこちらをクリック |