セミナー名 | 不正の予兆把握スキルを高める「考える監査」のポイント |
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開催日時 | 平成29年12月8日(金)10:00〜17:00 |
講師 | 日本マネジメント総合研究所合同会社 理事長 戸村 智憲 氏 (公認不正検査士(CFE)・MBA) |
会員参加料(税込) | 32,400円 |
一般参加料(税込) | 37,800円 |
ねらい | 〜監査人の職業的懐疑心と監査推理力を通じて「隠れた真実」を見抜く〜 経営・組織の急激な変化は監査部門にも新たな対応を迫っています。しかし、旧来からの形骸化したチェックリスト式の機械的監査に依存していると、「監査の思考停止」を生み、監査における柔軟な対応や根本的な課題解決を進めるには至りません。 本セミナーでは、講義と事例検討、Q&Aを通じて、経営における「予兆」や現場での「声にならない生の声」から「隠れた真実」を早期に見抜き、対応するためのポイントを提示いたします。金融庁「不正リスク対応基準」でも強調されている予兆把握の対応策と職業的懐疑心を身につけ、“考える監査”を通じた監査の実効性向上、高度化を進めることをめざします。 また、質疑応答では当日のセミナーで予定の内容に限らず、監査部門が直面する課題についても幅広くお悩み相談、Q&A対応いたします。初級者の方からベテランの方まで、肩肘張らずにご参加いただける最先端の経営監査セミナーです。 |
プログラム内容 | 1.“Thinking Audit”における監査人の主体的思考力の向上 (1)「疑い方」にも流儀がある (2) 監査人は何を「感じとる」べきか (3)「見えざる監査の先行指標(AILI)」による予兆の把握と旧来のKPIに代わるもの (4) なぜ「会計帳簿の不正を見抜く技術」は不正発生後の後追い監査でしかないのか? (5) 監査クリエイティビティ:監査における創意工夫 (6)「キュリアス・チャイルド・アプローチ(CCA)」による現場での対応 (7) “Don't Think. Feel!”:旧来型の監査思考の武装解除と現場そのものを見る姿勢 (8)「演繹法型監査」から「帰納法型監査」への転換 (9) “Dive into Audit!”:監査人が人間として現場を肌身で「触れてみる」 など 2.監査人の推理力・想像力・仮説設計力と検証から隠れた真実を見出すコツ (1) 往査で見るべき5つのポイントとは? (2)「重箱の隅をほじくる監査」から「核心の鉱脈を掘り当てる監査」へ (3) 不正の予兆をつかむ:推理力・想像力・仮説検証 (4)「ファクト・ファインディング」:物事の「行間」にある隠れた真実を見抜くには (5)「リスク管理型ビッグデータ」(©戸村)を通じた不正行動特性の分析事例 (6) “BaaT(ビッグデータ利用監査技法)”(©戸村)によるITを活用した不正調査 など 3.監査で見抜くべき不正の予兆と「推理力」養成講座 【演習@】公益通報による情報入手時 【演習A】現場への往査時における職場模様 【演習B】取引先とのやりとりにおける予兆 【演習C】職場での気になる噂話や風土として現れる不正の芽 【演習D】メンタルヘルス不調や各種の支障が示す不健全な職場風土と不正の温床 ・「監査カンファレンス」による様々な角度から検証するチームプレー ・ 現場をまっさらの心で見つめるには?経験や思いこみのワナの回避術 4.監査人の「臨機応変力」養成講座 ・ 講師オリジナルの「ハプニング・カード・シャッフル式トレーニング」 (臨機応変力向上のためのシナリオなき思考・推定演習) など 5.質疑応答 ・ 当日のセミナー内容における質疑応答 ・ 監査・内部統制・リスク管理などセミナー当日の内容以外でも可能な限り対応させていただきます。 ※プログラムの順序や内容等は、最新動向、法令の改正等や事前のご質問などに応じて、より良いものをお届けさせていただくために改訂・変更の可能性がございます。 ※講師の著書「企業統治の退廃と甦生」(中央経済社)を副読本として進呈いたします。 |
講師プロフィール | 大阪市出身。天王寺高校卒。早稲田大学卒。米国MBA修了(全米優秀大学院生を受賞)。米国博士後期課程(Ph.D)中退。 国連勤務にて、国連内部監査業務の専門官、国連戦略立案専門官リーダー、国連職員研修特命講師、国連によるCSR運動である「国連グローバル・コンパクト(UNGC)」広報業務などを担当。退官後、企業役員として監査統括、人事・総務統括、上場IT企業JFEシステムズ(株)アドバイザー、岡山大学大学院非常勤講師、経営行動科学学会理事、JA長野中央会顧問などを歴任。監査法人の代表社員をはじめ、公認会計士やコンサルタントに監査・コンプライアンス・内部統制を指導する講師としても活動。TV・ラジオ・新聞・雑誌連載などでも活躍中。日本の人気講師ランキング3位(日経産業新聞調べ)。監査ダイバーシティを指導する経営者として1年間の育休を取得し、現在も妻と4歳の息子の育児・家事や仕事の両立を実践中。全国で年間120講演・研修に加え、経営指導、執筆活動も行う。指導先は上場最大手企業の役員指導から中堅中小企業、金融機関、医療福祉機関、農協、学校法人など幅広く担当。 著書33冊。代表作に、『クリエイティブ監査への道』(税務経理協会)、『企業統治の退廃と甦生』(中央経済社)など。 |
対象 | 監査役、内部監査部門、内部統制部門、リスク管理部門、ISO部門、コンプライアンス・CSR部門、総務部門など |
会場 | 関西本部 大阪市西区靭本町1-8-4 大阪科学技術センタービル |
会場地図 | 会場地図はこちらをクリック |
会場電話番号 | 06-6443-6962 |
会場FAX番号 | 06-6441-4319 |
問合せ先 | 企画研修G |
担当者 | 佐々木 |
sasakia@noma.or.jp | |
パンフレット(PDF) | パンフレットはこちらをクリック |