セミナー詳細

セミナー名 【医療機関向けセミナー】
在宅復帰率アップ実践セミナー
開催日時 平成29年7月22日(土)13:00〜16:30
講師 高知県立大学DNGL特別研究員
医療法人須崎会高陵病院教育顧問 久保田 聰美 氏
会員参加料(税込) 22,680円
一般参加料(税込) 25,920円
ねらい 〜質の高い退院支援を実践し、その成果を可視化する〜

 2025年に向けて地域医療構想の策定が既に始まっており、急性期・亜急性期・回復期・慢性期と各ステージの病床にあった質の高い退院支援が求められます。その実践のためには、担当者においても地域医療連携施策の変遷を理解した上で、各医療機関がそれぞれの地域内で担うべき役割、目指すべき方向性を明確にすることが重要です。
 この講座では、質の高い「退院支援」を実践し、その成果を可視化していくための看護管理について解説いたします。また、在宅移行支援システムの構築事例や演習を通し、成果につながる組織や仕組み作りの手法を学んでいただきます。
プログラム内容 1. なぜ今「退院支援」なのか?
 (1)「退院支援」は誰の仕事なのか?
 (2)生活が見えないのは急性期看護だけの問題?
 (3)国の施策に看護の本質を問われている
 (4)地域包括ケアシステムと地域医療構想の関係
 (5)何のため、誰のための退院支援?

2. 病床管理とPFM
 (1)病床管理が必要となった背景
 (2)患者の視点で入院を検証
 (3)入院基本料に関する基礎知識
 (4)病床機能別病床管理の実際
 (5)地域包括ケア病棟に求められる機能と現状

3. ミクロとマクロをつなぐ
 (1)施策・診療報酬の流れを読み、マネジメントに活かす
 (2)地域医療連携施策の変遷
 (3)診療報酬で評価された意味づけ
 (4)二極化する退院支援の現場への処方箋は?
 (5)事例を通して制度を見つめなおす
  【事例1】
   入院希望の認知症の独居老人
   入院? それとも外来フォロー?
  【事例2】
   誤嚥性肺炎の老老介護の患者さん
   家族の協力は得られない…在宅移行時に使える制度と社会資源は?

4. 退院支援とマネジメント
 (1)退院調整と退院支援
 (2)自立支援と自律支援の違い
 (3)がんばりがいのある仕組みを創るために
 (4)多職種協働時代の退院支援
 (5)MSWとナースの専門性

5. 退院調整パスで退院支援を可視化する
 (1)パスを作る目的
  −フローチャートとの違い
 (2)退院支援の質を左右するアウトカム
 (3)アウトカム評価とバリアンス分析
 (4)パスで退院支援を可視化する

6. 実践演習
  〜可視化を通して見えてくるものは?
  参加者の施設・組織の課題や問題点を深掘りしていきます。
  3で検討した事例を可視化して評価の仕組みを構築し、質の高い退院支援につなげます。
講師プロフィール 高知県立大学DNGL特別研究員
医療法人須崎会高陵病院教育顧問 久保田 聰美 氏

 社会医療法人近森会近森病院看護部長、高知県立大学DNGL特任准教授、株式会社ペース代表取締役(訪問看護管理職)などを経て現職。
 高知女子大学大学院健康生活科学研究科博士後期課程修了、看護学博士。
 著書に「実践ストレスマネジメント」(医学書院)など。
対象 ・看護師、MSWの方々
・医療機関における地域医療連携ご担当者
会場 関西本部
大阪市西区靭本町1-8-4 大阪科学技術センタービル
会場地図 会場地図はこちらをクリック
会場電話番号 06-6443-6962
会場FAX番号 06-6441-4319
問合せ先 企画研修G
担当者 田中
E-Mail y-tanaka@noma.or.jp
パンフレット(PDF) パンフレットはこちらをクリック
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