セミナー詳細

セミナー名 【医療機関向けセミナー】
医療メディエーションの役割と基本スキル
開催日時 平成28年7月30日(土)10:00〜16:00
講師 尼崎医療生協病院 医療の質安全管理室室長 遊道 桂子 氏
会員参加料(税込) 19,440円
一般参加料(税込) 21,600円
ねらい  患者からのクレームへの初期対応、医療事故後の説明、インフォームドコンセントの場面など、さまざまな医療現場では対話が欠かせません。しかし、その失敗により両者の良好な関係性が崩れることがしばしばあります。
 医療メディエーションは、医療者側・患者側両者の「対話による関係構築」をめざすコンフリクト・マネジメントのアプローチのひとつで、近年その役割への理解や期待がひろがっています。
 一旦対立関係に陥った両者が信頼の再構築を行うためには、医療メディエーターの関わりが大きな役割を果たします。医療メディエーターが両者の協調的対話を推進することで、不毛な争いを回避し、訴訟に至らないという副産物を得られるだけでなく、医療メディエーションの考え方を職員が共有し実践することで、対話文化を醸成し医療の質向上への期待ができます。
 本セミナーでは、講義・グループワーク・ロールプレイを通じて、医療メディエーションの考え方の基本を体験していただきます。
 コンフリクトを改善につなげ、安心・安全な病院づくりのため、医療メディエーションの考え方からヒントや気づきを得られるような場として企画いたしました。様々な立場からのご参加をお待ちしております。
プログラム内容 T. 概論:「医療メディエーションとは何か」を理解する
 1.医療者の状況
 2.コンフリクト(Conflict)とは
  ・コンフリクトの捉え方
  ・コンフリクト・マネジメントへの流れ
  ・コンフリクトへの向き合い方
 3.認知のずれとは
  ・ナラティブ
  ・認知フレーム
 4.医療メディエーションとは
  ・対話による情報共有
 5.紛争構造分析:IPI
  ・事例で考える
 6.医療メディエーションと医療安全<
  ・事例分析の両輪

U. ワークショップ:「対話による関係構築」を体験する
 1.ロールプレイとワークを通じた体験学習
  ・ロールプレイ(体験)
  ・振り返り
  ・共有
講師プロフィール 尼崎医療生協病院 医療の質安全管理室室長 遊道 桂子 氏
 武庫川女子大学薬学部薬学研究科修了。医師会医療安全推進者養成講座修了。国立保健医療科学院安全管理研究科修了。日本医療機能評価機構クオリティマネージャー研修修了。
 尼崎医療生活協同組合尼崎医療生協病院において、1994年薬剤科長、2005年薬剤科長・医療安全管理者(兼任)、2006年医療安全管理室室長(専従)(2010.12より医療の質安全管理室に名称変更)、現在に至る。

[資格] NST療法士、日本病院薬剤師会認定薬剤師、日本医療メディエーション協会認定メディエーターS(シニアトレーナー)、Team STEPPSトレーナー(Team STEPPSジャパンマスタートレーナー)。
[活動] 医療メディエーション(基礎編講師・概論講演など)、Team STEPPS(研修講師・ファシリテーターなど)
会場 関西本部
大阪市西区靭本町1-8-4 大阪科学技術センタービル
会場地図 会場地図はこちらをクリック
会場電話番号 06-6443-6962
会場FAX番号 06-6441-4319
問合せ先 企画研修G
担当者 田中
E-Mail y-tanaka@noma.or.jp
パンフレット(PDF) パンフレットはこちらをクリック
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