セミナー詳細

セミナー名 メンタル疾患社員の休職・復職の実務対応
開催日時 平成27年6月9日(火)10:00〜16:30
講師 トムズ・コンサルタント株式会社 取締役
特定社会保険労務士 小宮 弘子 氏

会員参加料(税込) 32,400円
一般参加料(税込) 37,800円
ねらい 心の病による休職者が増加する中、職場おける復帰支援や再発防止策への関心が高まっています。また、近年、「新型うつ」に代表されるように、新たなメンタル疾患の傾向に対する理解と対応も課題となっています。しかしながら、いまだに多くの企業においては、職場復職支援が円滑に進んでいないのが実情です。スムーズな職場復帰のためには、場当たり的な職場対応ではなく、組織全体での復帰支援策定必要不可欠です。また、本人・主治医・産業医・上司などの意見を総合的に勘案し、適切な職場復帰判断を行うことも重要です。
 本セミナーでは、人事・労務ご担当者の方々を対象に、メンタル疾患者に対する初期段階での対応から休職、円滑な復職への実務対応まで、事例を交えながらわかりやすく解説いたします。また、メンタルヘルスケアのための快適な職場環境の整備やコミュニケーションの取り方、ストレスへの対処方法などについても解説いたします。
プログラム内容
1.メンタルヘルス対策の必要性
 (1)メンタルヘルス対策はリスクマネジメント
    @会社のリスクは想像以上に大きい
    A組織の問題がメンタルヘルスに影響する
    (長時間労働、ハラスメント、人間関係等)
    B職場環境の変化
    C労災認定基準の改定、行政の動き
    D労働安全衛生法 法改正情報
 (2)メンタルヘルスの基礎知識
    @メンタル疾患はなぜやっかいか
    A就労状況、メンタル不調の信号
    B多様化するうつ病(新型うつ)とその対応
 (3)初期段階での対応
    @早期発見のポイント(心理面、身体面、行動面)
    Aメンタル不調の兆候が見られたときの基本対応
    (自覚がないとき、受診の勧め方、受診を拒んだとき)[ワーク]
    B初期段階対応フロー

2.休職制度について
 (1)休職制度の意味
 (2)就業規則の重要性(会社を守る就業規則の定め方)
    @会社方針の確認
    A断続的欠勤への対応
    B提出された診断書をどう取り扱うか
    C休職期間、通算制度、費用の負担 等
 (3)休職直前、休職中の対応(休職者と組織内調整)
    @賃金と傷病手当金
    A連絡方法(連絡拒否、独り暮らしのケース)
    B休職中の義務(報告、療養)
    C休職開始前マネジメント(休職前面談)[ワーク]

3.復職制度について
 (1)復職判定
    @休職から復職フロー
    A復職を成功させるポイント
    B必要な情報収集
    (主治医の診断書に求めなければならない内容、産業医の意見の意味)
    C復職可否の判断基準、具体的情報
    D就業規則の定め
 (2)復職実務
    @復職ポイント1(3つの意識)
    A復職ポイント2(試し出勤制度は設けるべき?)
    B復職ポイント3(マネジメント留意点、業務配分)
    C復職時の労働条件、評価、労働時間、出勤日等、具体的留意点
 (3)復職できない場合の取り扱い
    @就業規則、退職通知等
4.復職社員の対応(事例検討)
    @復職社員の受入対応(管理監督者が行うべきこと、同僚として気をつけること)
    A復職社員と面談する際の注意点[ワーク]
    B復職後の再休職を防ぐ努力
5.メンタルヘルスケア(リスクマネジメント)
 (1)快適な職場環境の整備(予防)
    @労働時間管理(管理職と裁量労働者等は管理しなくてよいか?)
    Aハラスメントのない職場
     (職場のいじめ、セクハラ、パワハラ最新情報等)
 (2)ストレス対策
    @ストレスとは(ストレスとは、職場のストレス)
    Aセルフケア(ストレスの気づき、対処)
 (3)職場の快適コミュニケーション
    @コミュニケーション(聴く、伝える)
    A聴くこと(傾聴)
    B伝えること(伝えたいことが伝わってますか(アサーション))[ワーク]

講師プロフィール トムズ・コンサルタント株式会社 取締役
特定社会保険労務士 小宮 弘子 氏

大手都市銀行本部及び100%子会社で、人事総務部門を経験の後、平成15年にトムズ・コンサルタント鰍ノ入社。人事・労務問題のトラブル解決、諸規程、賃金・評価制度の改定をはじめ、社内制度全般のコンサルティングを中心に行う。また、クライアント先におけるメンタルヘルス・ハラスメント等の相談実績も多数。研修、セミナー講師としても活躍中。
会場 関西本部
大阪市西区靭本町1-8-4 大阪科学技術センタービル
会場地図 会場地図はこちらをクリック
会場電話番号 06-6443-6962
会場FAX番号 06-6441-4319
問合せ先 企画研修G
担当者 重藤
E-Mail sigefuji@noma.or.jp
パンフレット(PDF) パンフレットはこちらをクリック
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