セミナー名 |
全社的リスクマネジメント(ERM)の実務で直面する30の課題と対応 〜「やってはいけないこと」の事例研究30を通して〜 |
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開催日時 | 2023年12月6日(水)10:00〜17:00 |
講師 | 株式会社エスエーティ常勤監査役 吉野 太郎 氏 |
会員参加料(税込) | 35,200円 |
一般参加料(税込) | 42,900円 |
ねらい |
※こちらは「会場参加」用のお申込みページです。
オンライン中継をご希望の方は下記より詳細をご確認ください。 全社的リスクマネジメント(ERM)の重要性は広く認識されていますが、それを企業での実務に適用する時には様々な課題に直面します。本講座は、全社的リスクマネジメントの企業実務で直面する課題を解決するために取るべき対応について、30の[問題のある事例]を取り上げ、その何が[問題点・リスク]で、[取るべき対応]は何かの3段階に分けて事例研究を行います。事例研究を通して、「やってはいけない こと」を避けるために必要な対応を30の具体的な事例に照らして説明します。 また近年、大きな社会問題となっている企業不祥事について、その防止策を全社的リスクマネジメントの視点から説明します。概念や一般論ではなく、企業実務で実際に活用できる知見・手法や着眼点を提供します。 |
プログラム内容 |
1.ガバナンス (1)子会社のリスク管理状況の検証を行うために必要なこと (2)親会社が子会社の管理・サポートを行うために必要なこと (3)子会社から重大リスク事案が親会社に報告されるために必要なこと 2.リスクの識別・評価・対応 (4)リスクに対する感度を高めるために必要なこと (5)根本原因を解明するために必要なこと (6)受け入れ可能なリスクの上限を明確にするために必要なこと 〜新型コロナウイル感染拡大防止を例にして 3.不祥事の防止 (7)自分の行動が会社に及ぼす影響を認識してもらうために必要なこと (8)現場と本社・経営者との双方向のコミュニケーションを充実させるために必要なこと (9)現場の実力や実態とかけ離れた目標・基準・納期を設定しないために必要なこと (10)基準が曖昧なまま運用を現場に委ねないために必要なこと (11)社内の考えが社会の意識から乖離しないために必要なこと (12)サプライチェーンにおける役割や責任を果たすために必要なこと (13)法令違反を実態として影響がないと考えて是正しない意識を防ぐために必要なこと (14)組織の風通しの悪さを防ぐために必要なこと (15)内部通報窓口へ通報されない事態を防ぐために必要なこと (16)当たり前のことが実行される文化を作るために必要なこと 4.リスク情報の報告 (17)上司が部下から報告を迅速に受けるために必要なこと (18)本社ライン統括部門が現場から報告を迅速に受けるために必要なこと (19)コーポレート部門や経営者が本社ライン統括部門から報告を迅速に受けるために必要なこと (20)経営者が報告を迅速に受けるために留意すること 5.モニタリング体制 (リスク管理部門・内部監査部門) (21)グループ全体のリスク情報を集約・モニタリングする部門を設置する際に留意すること (22)リスク管理部門の位置付け/役割・権限/資源配分/人事で留意すること (23)内部監査部門の役割を理解してもらうために留意すること (24)内部監査部門が企業価値向上に貢献するために留意すること (25)リスク管理部門の活動が定型的・事務的・前例踏襲的とならないために留意すること (26)内部監査部門の活動が定型的・事務的・前例踏襲的とならないために留意すること 6.全社的リスクマネジメント体制構築に当たっての留意点 (27)経営者の理解と支持を得る際の留意点 (28)社内での働きかけに際しての留意点 (29)段階的に構築する際の留意点 (30)構築事務局担当者選任に際しての留意点 ☆最新の情報を反映するため、内容は一部変更となる場合があります。 講師著書:「全社的リスクマネジメント やってはいけないこと80」を配布し、教材として使用します。 |
講師プロフィール | 株式会社エスエーティ 常勤監査役 吉野 太郎 氏 慶応義塾大学経済学部卒業。東京ガス株式会社入社。2003年に監査部にて全社的リスクマネジメントの導入を担当後、IR部(リスク管理グループ)を経て、総合企画部の3部で12年間一貫して全社的リスクマネジメントを担当。その間、内部統制報告制度(J-SOX)、会社法内部統制システム整備の基本方針、危機管理体制・BCP、およびそれらについての有価証券報告書等での情報開示を担当。 2015年から2022年までリビング企画部ライフバル監査役チームで関連会社・子会社の非常勤監査役10社に就任。2021年から2022年までイングラート株式会社常勤監査役を兼業。2022年から現職(専任)。 金融庁企業会計審議会 臨時委員(内部統制部会、2023年5月時点)、日本ガバナンス研究学会(前日本内部統制研究学会)理事、日本価値創造ERM学会副会長。 CIA(公認内部監査人)、CRMA(公認リスク管理監査人)、CCSA(内部統制評価指導士) 【著書】 ・『全社的リスクマネジメント やってはいけないこと80』(単著 中央経済社 2022年) ・『全社的リスクマネジメント ミドルマネージャーがこれだけはやっておきたい8つの実施事項』(単著 中央経済社 2017年) ・『事業会社のためのリスク管理・ERM (全社的リスクマネジメント)の実務ガイド』(単著 中央経済社 2012年、7刷) ・『COSO 全社的リスクマネジメント −戦略およびパフォーマンスとの統合』(Enterprise Risk Management -Integrating with Strategy and Performance)(共訳 同文舘出版 2018年) ・『備える BCM から使える BCM へ 持続的な企業価値の創造に向けて』(共著 慶応義塾大学出版会 2013年) |
対象 | 日々の業務でリスクと向き合い、対応している部長、マネージャークラスのミドルマネージャーの方々、およびその活動をモニタリングしている内部監査部門、内部統制部門、リスク管理部門および監査役の方々 |
会場 | 日本経営協会 東京本部 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-11-8 |
会場地図 | 会場地図はこちらをクリック |
会場電話番号 | 03-3403-1891 |
会場FAX番号 | 03-3403-1130 |
問合せ先 | オンライン開発グループ |
担当者 | 堀込 |
tms@noma.or.jp | |
パンフレット(PDF) | パンフレットはこちらをクリック |